ダイバーシティ推進

障がい者の雇用促進

1. 障がい者雇用と定着支援の取り組み

障がい者の法定雇用率が2.3%と定められている一方で、障がい者雇用率の社内目標を2.4%に設定し、障がい者雇用の促進を行っています。
本社をはじめとして、全国の事業所(製油所、支店など)でも積極的に障がい者の受け入れを行い、障がいの特性に応じた就業配慮を実施するとともに、障がいの有無にかかわらず、全ての社員が共に気持ちよく働くことのできる職場環境づくりを目指しています。
具体的には、障がいのある社員が長期にわたり安定的に働けるよう、正社員への登用制度を設けるとともに、「障害者職業生活相談員」や「職場適応援助者(企業内ジョブコーチ)」の資格を持つ社員を配置し、障がいのある社員からの相談にいつでも応じることが可能な体制とするなど、安心、安全に働くことができる環境構築を実現しています。

また、2020年11月には、世界経済フォーラム年次総会(通称「ダボス会議」)において発足した、障がい者の活躍推進に取り組む国際的なイニシアチブである「The Valuable 500」の趣旨に当社も賛同、参加表明を行いました。

2. 取り組み事例

(1)障がい者理解の促進

精神障がいや発達障がいのある方についても積極的に受け入れを行っています。2021年度から、受け入れた障がい者の支援を行う人に対し、必要に応じて”障がいの特性および必要な対応”に関する研修を行っています。今後も継続して、障がい者理解の促進を目的とした研修を行っていきます。

(2)野球部応援歌「力と希望」

コロナ禍の中、「みんなで心をひとつにしたい。」「元気が出ることができないか」という想いから企画をスタートし、社員でさまざまな議論を重ねながら、伝統と歴史のある野球部応援歌「力と希望」に手話やジェスチャーをつけた動画を制作しました。

(3)社内手話教室の開催

新型コロナウイルス感染症の拡大により中断していた手話教室を2023年7月から再開しました。
聴覚障がいの有無にかかわらず所属会社・部門を越えた従業員間コミュニケーションを促進し、働きやすい職場を実現することを目的とした本教室は、毎月、対面方式で1回、オンラインで1回の計2回開催しています。講師は、聴覚障がいのある当社社員が務めており、仕事や生活で使用する手話を楽しく練習しています。