燃料研究

炭化水素の膜分離技術

石油(原油)はさまざまな炭化水素の混合物であり、石油製品を得るためには、その用途に応じた留分を分離する必要があります。当社では、「膜分離」を次世代分離技術の一つとして石油精製・石油化学プロセスに適用するための開発を行っています。
一般に炭化水素の分離技術としては、成分の沸点差を利用する「蒸留」が広く用いられています。これに対し、膜分離は特定の分子だけが通過できる「膜」を用いて分離する技術であり、蒸留と比較して小さなエネルギーで分離できるだけでなく、沸点差では分けられない成分を分離することが可能なため、新しい付加価値を生み出すことにも期待されています(図1)。

図1 膜分離と蒸留との比較(概念図)

近年、膜の製造技術は大きく進展しており、当社は、膜分離技術を製造現場で利用するための技術開発を進めると同時に、多様な製油所を持つ強みを生かし、さまざまな膜分離の適用につき検討を行っています。最新技術をいち早く取り入れることで、より良い製品をより効率的に生産できる製油所を目指します。

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