研究者インタビュー ENEOSの花、咲かそう!

STORY 04 ENEOS NEW ヴィーゴ

STORY 04 ENEOS NEW ヴィーゴ 開発STORY 数多くのトライ&エラーが生み出した、比類なき環境性能
中央技術研究所 岡本憲一

花言葉として「愛」や「美」が知られるバラ。けれども「斬新」という意味もあります。ガソリンの分野でまったく新しい環境性能を生み出した岡本さんにふさわしいのは、まさにバラですね。

Introduction

「ガソリンなんてどれも同じ」と思っている人はいませんか!
そのガソリンの環境性能を究極まで高めたのが「ENEOS NEW ヴィーゴ」。新たな高性能清浄剤の配合により国内最先端の清浄性能を実現、さらに環境規制であるサルファーフリーを実現した、ハイオクガソリンです。このハイオクガソリンについて、開発を担当した一人の岡本憲一さんからお話を聞きました。

失敗も糧にできるのが研究開発の仕事

ENEOS NEW ヴィーゴの歴史は?

当社は、世界に先がけて、2008年から導入される環境規制であるサルファーフリー(硫黄分10ppm以下)に対応した「ENEOSヴィーゴ」を開発しました。そして、2005年には、「ENEOSハイオクガソリン」、「ENEOSヴィーゴ」の性能に加えて、高性能清浄剤配合による国内最先端の清浄性能を実現するハイオクガソリン「ENEOS NEW ヴィーゴ」を開発しました。

開発までに何か苦労されたことはありましたか?

国内最先端の清浄性能を実現するためには、従来の清浄剤の量を増やすだけでは限界がありました。というのも、粗悪ガソリン排除のためにJIS規格は「未洗実在ガム※1」の規格を設けているからです。この規格は、結果としてガソリンへの添加剤配合量を制限しているのが現状です。決められた未洗実在ガム上限の中で添加剤をどのように配合すればよいかを研究開発陣で知恵を出しあいました。そこで、清浄剤成分の質を高めることにより国内最先端の清浄性能を目指しました。それからは少しの可能性にも挑戦するために毎日実験の繰り返しでした。新たな高性能清浄剤を配合した「ENEOS NEW ヴィーゴ」には独自の技術がふんだんに盛り込まれており、他には簡単に真似できないガソリンです。

  1. ※1未洗実在ガム・・・ガソリンを蒸発させた後に残る残留物の量。安定性が悪いとの理由で残留物が多い粗悪ガソリンを排除するため、JISで上限が定められている。ガソリンの品質向上のために配合されている添加剤は不揮発性物質であり、未洗実在ガム分として計測されてしまう。

失敗が、成功につながるという…。

そうですね。この仕事に就きたいと思ったのも、子どもの頃から物を作ることが好きで、何度も成功と失敗を繰り返してきました。成功に結びつくまでのドキドキ感やうれしさが忘れられなかったことで、今の仕事を目指すようになったのです。
当社には「ダメモト」でもトライさせてもらえるような、懐の大きさがあります。何でも試してみようという空気が、会社全体にあるように思います。

燃料としての、ひとつの理想系が完成

そうして、オリジナルの製品が完成したわけですね。

エンジンの汚れを落とし、排気ガスをきれいにしたり、環境規制であるサルファーフリーを先取りして保証した「ENEOS NEW ヴィーゴ」は燃料としてはひとつの理想形です。
当社は、「ENEOS NEW ヴィーゴ」をはじめとする「サルファーフリーガソリンの製造販売並びにガソリン脱硫技術の開発」が認められ、「平成17年度地球温暖化防止活動環境大臣表彰(技術開発・製品化部門)」を石油業界としては初めて受賞したんですよ。

これからは、どんな製品作りをめざしますか?

この「ENEOS NEW ヴィーゴ」には自信をもっています。私もドライブが好きですが、愛車に使用するのはもちろん「ENEOS NEW ヴィーゴ」を給油します(笑)。
けれども「環境にやさしい燃料研究」の終着点は「ENEOS NEW ヴィーゴ」にはとどまらないはずです。環境への負荷を低減し、当社のグループ理念の1つである「地球環境との調和(Harmony with the environment)」を実現していくためにも「ENEOS NEW ヴィーゴ」以上に環境にやさしい自動車燃料の開発を目指していきます。
「ENEOS NEW ヴィーゴ」で究極の環境性能を達成したと思っていましたが、そこに少しの可能性でも残されているのであれば、それを突き詰めていきたい。それが当社の姿勢ですね。

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