研究開発トピックス

2004年度

2005年3月

当社の燃料サルファーフリー化技術、石油学会の「野口記念賞」を受賞

発表概要 サルファーフリー燃料の製造に必要な触媒を自社で開発した。サルファーフリー化に関する化学反応をシミュレーションする技術と合わせて評価され、本賞を受賞。
インパクト 自動車の燃料をサルファーフリー(硫黄分10ppm以下)化することにより、CO2排出量が削減され、また排気ガスが浄化される。これにより地球温暖化を防ぎ地球環境を改善する効果が期待される。
すでに本技術で開発した触媒は当社の製油所のみならず国内他社にも採用されており、その使用実績は1,000トンを超えている。我が国の灯油・軽油・減圧軽油製造量のうち21%が本技術で処理されていることになる。当社独自のシミュレーション技術と組み合わせることにより更に広く普及するものと期待される。

2005年2月

ENEOS子供科学教室の開催

発表概要 1月25日、2月3日、4日の3日間、横浜市立間門小学校5年生3クラスを対象にENEOS子供科学教室を開催した。
インパクト 子供たちにとって面白くてためになる科学教室を目指して、以下の4つのテーマについて、説明と実験を行った。
  • 石油全般についての説明と石油サンプルの紹介
  • 潤滑油についての説明と摩擦を減少させる実験
  • 構造色についての説明と構造色を作る実験
    (構造色:コガネムシの羽の色等に見られる環境負荷の少ない着色法)
  • 燃料電池の仕組みについての説明と燃料電池模型自動車を使った実験

当日子供たちは、積極的に質問したり実験に参加したり、説明役の若手研究員の
「世の中の問題を技術で解決したかった」という研究職選択の理由に耳を傾けたりと、充実した時間を過ごしてくれたようである。
なお、この科学教室の様子は神奈川新聞(2/7朝刊)や業界新聞で紹介された。

ROK-Finerの触媒技術をゴードンカンファレンスで発表

発表概要 当社が開発したFCCガソリン脱硫プロセス(ROK-Finer)の触媒技術を、ロサンゼルスで開かれたゴードンカンファレンス(1月9日~14日)で報告した。
インパクト ゴードンカンファレンス(Gordon Research Conference,GRC)は1931年に米国ボルチモアで開かれたのに端を発した歴史ある有名な科学会議で、現在は生物学、化学、物理学の分野で150の部会があり、世界中から1万6000人以上の研究者が参加している。
今回当社が開発したFCCガソリン脱硫プロセス(ROK-Finer)の触媒技術が、同会議から技術的に優れるだけでなく学術研究としても価値あるものと認められ、招待を受けたため報告したものである。

2005年1月

環境ハイオク「ENEOS NEW ヴィ-ゴ」の開発

発表概要 新たな高性能清浄剤の配合により「国内最先端の清浄性能」を実現した環境ハイオク「ENEOS NEW ヴィ-ゴ」を開発した。
インパクト 従来からの性能である「サルファ-フリ-(硫黄分10ppm以下)」と「燃費向上(CO2排出量の削減)」「加速性向上」に加えて、国内最先端の清浄性能を実現した環境ハイオク「ENEOS NEW ヴィ-ゴ」を開発した。従来の「ENEOSヴィ-ゴ」の清浄性能をさらに進化させた「クリ-ンアップ」性能により、吸気弁の汚れを86%削減し、排出ガス中の規制排出ガス成分も最大10~30%低減する。

ガソリンのサルファーフリー化技術「ROK-Finer」の開発

発表概要 レギュラーガソリンのサルファーフリー(硫黄分を10ppm以下に削減)化に有効な技術、「ROK-Finer」を開発した。
インパクト 我国では初めて開発した、ガソリンのオクタン価を下げることなくサルファーフリー化を達成する技術である。すでに仙台製油所をはじめ3製油所で稼動を開始した。
「ROK-Finer」ガソリンを使用した車の排出ガスは、硫黄化合物の削減のみならず、燃費の向上によるCO2の削減も達成できる。当社の石油精製プロセス開発技術が国際的な水準にあることを示すとともに、国内外への普及も期待される。
(本研究の一部は経済産業省の補助金による(財)石油産業活性化センターの技術開発事業として実施した。)

ENEOS SSのモーターオイルラインアップ一新

発表概要 最新規格適合0W-20高性能省燃費油"エコステージ"、ベルト式CVT(無段変速機)専用油を新たに開発し、より一層環境に優しいモーターオイルラインアップになった。
インパクト 最新規格の施行と同時にラインアップを一新し、時代の最先端を行くオイルシリーズとなった。
モーターオイルでは最新の省燃費車にマッチする、新開発の「0W-20高性能省燃費油」を加えるとともに、シリーズ全体で省燃費化、排出ガスクリーン化などの性能向上を達成し、より一層、地球環境に優しいオイルシリーズとなった。
変速機油では新開発のベルト式CVT専用油をラインアップに加え、幅広いお客様のニーズにお応えしている。

2004年5月

平成15年度石油学会賞3部門受賞

発表概要 石油学会が主催する平成15年度石油学会賞のうち、主要3部門である「石油学会賞」「技術進歩賞」「野口記念奨励賞」について当所の研究が受賞。
インパクト

「石油学会賞」は当該年度の最も優れた研究に対して贈られる賞で、当所の「ゼオライト型水素化分解触媒のプロセス開発」が受賞した。

「技術進歩賞」は先進的な技術研究に対して贈られ、当所の「省エネルギー油圧作動油の開発と各種油圧システムの実用化」が受賞した。

「野口記念奨励賞」は若手研究者の優れた研究に対して贈られ、当所の「イリジウム錯体触媒を用いた非分岐アルキルベンゼン新合成法の開発」が受賞した。

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