研究開発トピックス

2009年度

2010年3月

当社の光学技術がNature Photonics誌に掲載

発表概要 当社と東工大竹添・石川研究室との産学共同研究の成果である、有機EL素子の光取り出し効率を2倍以上向上する報告がNature Photonics誌に掲載されました。
インパクト 有機EL素子は、薄型ディスプレイや面発光型次世代照明への適用が期待されていますが、素子内部で発光した光のうち20%程度しか外部に取り出せないことから、光取り出し効率の改善が課題となっています。当社と東工大は,ナノテクノロジーを利用して素子全体を光の波長よりも短いピッチの凹凸形状とすることで、省エネ性能の指標となる電力効率を約2.9倍にすることに成功しました。本成果は、東工大との共著でNature Photonics誌2月21日電子版に、関連記事が2月22日付日経新聞等に掲載されました。

2010年2月

日本エネルギー学会 第5回バイオマス科学会議で当社研究員が発表

発表概要 2010年1月20、21日に開催された日本エネルギー学会 第5回バイオマス科学会議において当社研究員が草本からのバイオエタノール生産についてポスター発表しました。
インパクト すすきなどの草本(セルロース系バイオマス)からエタノールを生産する場合、直接エタノール発酵することができないため、前処理が必要となります。前処理の実用化が非常に難しいため、草本からのエタノール生産商業装置は未だにありません。バイオエタノール革新技術研究組合の一員として、東大と共同で研究開発してきた新規前処理法が糖への変換率などの目標を満たす技術であることをアピールしました。
題目:セルロース系バイオエタノール生産のための前処理

「子ども科学教室」元街小学校出張授業

発表概要 1月22日、元街小学校に出向き、5年生約90名を対象に「子ども科学教室」を実施しました。
インパクト 中央技術研究所では、近隣の小学校を対象に「子ども科学教室」を実施しています。今回は、中央技術研究所から車で10分の場所にある元街小学校に出向き、5年生3クラス(約90名)を対象に「子ども科学教室」を実施しました。蒸留の仕組みがわかる実験、潤滑油のはたらきを体感する実験、燃料電池の仕組みがわかる実験、マイクロカプセルを実際につくってみる実験等、実際に目で見て手で触れる実験に子どもたちは喜んでいました。昼休みには、子どもたちと一緒に給食を食べ、ドッジボールも一緒に楽しみました。なお、本取組みは、神奈川新聞社の取材を受け、1月23日の同社朝刊に記事が掲載されました。

フルードパワー工業会誌に油圧作動油についての解説記事が掲載

発表概要 フルードパワー工業会誌「フルードパワー」(Vol.24,No.1)に油圧作動油の分類と規格の最新動向についての解説記事が掲載されました。
インパクト フルードパワー工業会には、ポンプなどの油圧機器、建設機械、工作機械など油圧作動油を使用するメーカーが加盟しています。フルードパワー工業会誌「フルードパワー」(Vol.24,No.1)に、油圧作動油の分類と規格の最新動向として、主にISO、ASTM、DINの性能規格を比較対照した解説記事を掲載することにより、これらのメーカーおよび油圧機器を使用する需要家に対して、当社の技術力をアピールすることができました。

2010年1月

2009年石油製品討論会において当社研究員が成果発表

発表概要 2009年12月 3日~4日に開催された2009年石油製品討論会において当社研究員が燃料油中の含酸素化合物の迅速定量法開発について発表を行いました。
インパクト バイオガソリン等の燃料油中に添加されている含酸素化合物の含有量を測定するには、従来3時間程度を要していました。今回当社は核磁気共鳴分光法という分析手法を活用して、およそ10分で測定できる方法を開発しました。今後、バイオガソリンの普及に伴い含酸素化合物の分析のニーズは増大するものと思われますので、本分析方法が活用される機会が増えることが期待されます。本発表において当社の技術力の高さをアピールできました。

題目:燃料油中の含酸素化合物の迅速定量法の開発

石油学会(沖縄大会)において当社研究員が発表

発表概要 2009年12月18日に開催された石油学会(沖縄大会)において、当社研究員がオイルサンド有効利用技術に関する研究について発表しました。
インパクト 石油に代わる非在来型の資源であるオイルサンドの有効活用は注目を集めています。このオイルサンドに含まれる油分から製造される合成原油は、在来型の石油とは性状が大きく異なります。このため、合成原油を既存の石油精製設備で処理すると、灯油や軽油などの燃料は製品規格を満たさない恐れがあります。そこで、合成原油を既存設備で処理しても規格を満足させる新規触媒の開発について発表し、石油代替資源利用に関する取り組みをアピールしました。

題目:オイルサンド系LGOの水素化精製(その3)-ゼオライト触媒の適用-

2009年12月

2009年度実用表面分析講演会において当社研究員が成果発表

発表概要 2009年11月19日~20日に開催された2009年度実用表面分析講演会において当社研究員が機器分析による潤滑膜の研究成果の発表を行いました。
インパクト 油圧作動油を用いて金属表面に作成した潤滑膜(作動油添加剤と金属との反応皮膜)について、各種分析手法を組み合わせて潤滑膜の表面、断面の組成・構造を解明しました。解明した結果から、潤滑膜の組成・構造と作動油性能のひとつである摩擦係数に相関があることを見出しました。本発表において当社の技術力の高さをアピールしました。

題目:油圧作動油により生成した潤滑膜の分析

第45回X線分析討論会において当社研究員が成果発表

発表概要 2009年11月 5日~6日に開催された第45回X線分析討論会において当社研究員がX線CTにより特殊構造材料の内部構造を解明した研究成果の発表を行いました。
インパクト コンクリートのような構造材料は製造段階において材料内部にボイド(空気の泡)が発生し、強度低下の原因となります。X線CTという分析手法を活用し、材料内部の3次元構造を解明することに成功しました。解明した内部構造から、ボイドの大きさ、数が強度と相関があることが分かりました。本発表において当社の技術力の高さをアピールしました。

題目:X線CT法による特殊構造材料の内部構造の解明

第46回石炭科学会議において当社研究員が発表

発表概要 エネルギーおよび化石資源を対象とした第46回石炭科学会議(2009年11月26~27日)において、当社研究員がオイルサンド利用技術に関する研究について発表しました。
インパクト オイルサンドは、在来型の石油に代わる炭素資源として注目を集めています。このオイルサンドに含まれる油分を原料とする合成原油は、在来型石油と性状が異なります。このため、合成原油を既存の精製設備で処理すると、灯軽油などの燃料は製品規格を満たさない恐れがあります。そこで、合成原油を既存設備で処理しても製品規格を満足させる触媒の開発について発表し、石油代替資源利用に関する取組みをアピールしました。

題目:オイルサンド系LGOの水素化精製(その2)-アモルファス固体酸触媒の開発-

軽金属学会 第117回 秋期大会において当社研究員が発表

発表概要 2009年11月14日~15日に開催された軽金属学会 第117回秋期大会において当社研究員が発表を行いました。
インパクト 2009年11月14日~15日に電気通信大学にて開催された軽金属学会 第117回秋期大会において当社研究員が発表を行いました。これは同学会の研究委員会である「アルミニウム圧延トライボロジー研究部会」の活動として行った内容を発表したもので、温室効果ガス削減のため需要が増しているアルミニウムを効率的かつ高品質に製造する技術に関するものです。本発表を通じて環境向上技術の開発に取り組む当社の姿勢をアピールしました。

題目:冷間圧延における摩耗粉発生挙動(第3報 -水分が摩耗粉発生量に及ぼす影響-)

2009年11月

「子ども科学教室」間門小学校来所

発表概要 10月15、16日、中央技術研究所に間門小学校5年生が来所し、「子ども科学教室」を実施しました。
インパクト 中央技術研究所では、近隣の小学校を対象に「子ども科学教室」を実施しています。今回は、中央技術研究所から歩いて10分の場所にある間門小学校5年生2クラス(約70名)が来所しました。蒸留の仕組みがわかる実験、潤滑油のはたらきを体感する実験、燃料電池の仕組みがわかる実験、マイクロカプセルを実際に作ってみる実験等、実際に目で見て手で触れる実験に子どもたちは喜んでいました。

第19回日本-サウジアラビア合同セミナーにて当社研究員が研究発表

発表概要 2009年11月8~9日にキングファハド石油・鉱物大学(ダーラン)にて開催されたセミナーにて、当社研究員がBHD(水素化バイオ軽油)に関する発表を行いました。
インパクト 本セミナーは、社団法人石油学会が財団法人国際石油交流センターから委託を受け、中東産油国との研究技術協力を目的として毎年開催しているものです。バイオ軽油として一般的なFAME は酸化安定性や低温性能に課題があります。当社は石油精製に用いられる水素化技術を応用し、これらの性能を大幅に改善したBHD(Bio Hydrofined Diesel)の製造技術開発に成功しました。近年は中東産油国でも新エネルギーへの関心が高まりつつある中、当社の新エネルギーへの取り組みをPRしました。

触媒学会 京都地区講演会における講演

発表概要 11/17に行われた触媒学会 京都地区講演会にて、当社研究員が燃料電池用水素製造触媒について依頼講演を行いました。
インパクト 当社では家庭用燃料電池システムにおいて、燃料電池の運転条件下で家電並みの耐久性10年を目標に水素製造触媒の自社開発を行っています。本講演では、当社独自の触媒開発やその寿命予測法を水蒸気改質とCO選択酸化を例に紹介しました。また複雑な燃料電池システムにおいて、触媒を劣化させずに安定して運転できる利用技術も紹介しました。これらの技術の確立により、当社開発触媒を搭載した家庭用燃料電池システムを商品化したことを報告しました。

題目:家庭用燃料電池向け水素製造触媒の開発

第39回石油・石油化学討論会において当社研究員が発表

発表概要 2009年10月22日~24日に開催された第39回石油・石油化学討論会において当社研究員が7件の発表を行いました。
インパクト 2009年10月22~24日に開催された第39回 石油・石油化学討論会 (石油学会浜松大会)において、当社研究員6名が水素社会の構築に向けた高効率な高純度水素の製造に関して5件、バイオ燃料1件、分析技術1件の発表を行い、当社の技術力および環境に対する取り組みをアピールしました。
<発表題目>
  • 製油所における高効率高純度水素製造技術の開発
    (第1報)イオン液体含浸液膜を用いたCO2膜分離技術の開発
    (第2報)ハイブリッド分離膜型水素精製装置の開発
  • 有機ハイドライドからの高純度水素回収技術開発
    (第1報)マイクロリアクター積層化検討
    (第2報)ステーション高効率化検討
    (第3報)脱水素触媒耐久性向上検討
  • バイオマスのアンモニアによる酵素糖化前処理技術の検討
  • 超高圧電子顕微鏡による多孔質カーボン材料の3次元観察

2009年10月

環境対応型切削加工技術セミナーで講演

発表概要 当所研究員(2名)が独立行政法人 雇用・能力開発機構の高度職業能力開発促進センターにおいて、環境対応型切削加工技術セミナーの講演を行うとともに、実習に協力しました。
インパクト 9月17日に高度職業能力開発促進センター(高度ポリテクセンター)で開催された環境対応型切削加工技術セミナーにおいて、非塩素系切削油、MQL(極微量供給切削方式)用切削油などの、切削油剤の面から見た環境親和機械加工技術に関する最近の技術について講演し、環境向上技術の開発に取り組む当社の積極的な姿勢をアピールしました。また、MQL切削の実習に受講者とともに参加し、MQLの優位性をアピールしました。

第4回世界トライボロジー会議(京都)にて当社社員が発表(2)

発表概要 2009年9月 7日~11日に京都にて開催された第4回世界トライボロジー会議(WTC2009)で当社社員が7件の発表を行いました。
インパクト 4年に1回世界中のトライボロジストが集う世界トライボロジー会議が日本で初めて開催されました。世界の省エネ・環境技術のテーマで当社は以下7件の発表を行い、当社の技術力及び環境に対する取り組みをアピールしました。
(発表題目)
  1. 1.Additive Interactions in Engine Oils
  2. 2.Advanced Technologies for Eco-friendly Engine Oils
  3. 3.Study of μ-V characteristics Degradation Mechanism for The Start-up Clutch CVCF And The Development of Next Generation CVTF
  4. 4.Study on Boundary Film Formation and Adsorption Effect Derived from EP and AW Additives
  5. 5.Effects of Oxygen -including Compounds on Cutting Performance in MQL Machining of Aluminum
  6. 6.Hydrogen Generation by Reaction of Grease with Nascent Clean Surface of a Steel
  7. 7.The Effects of Atmosphere Gas and Molecule Structure on Pyrolysis of Urea Compound

自動車技術会において当社研究員が講演発表

発表概要 当社研究員が10月9日に自動車技術会秋季大会(仙台)にて、ガソリン直噴エンジンに対する燃料性状の影響に関し、トヨタ自動車と連名で講演発表を行いました。
インパクト 最新ストイキ直噴ガソリンエンジンのインジェクタデポジット生成に対する燃料中の芳香族分、蒸留90%留出温度、オレフィン分、ETBE、清浄添加剤の影響を検討した結果について発表を行いました。最新エンジンに対しても、当社のバイオガソリンに配合されているETBEが問題なく使用できること、ヴィーゴにも配合されているガソリン清浄剤が有効であることをアピールしました。
発表題目「ガソリン直噴エンジンのインジェクタデポジットに対する燃料性状の影響」

大学院生インターンシップ受入れ

発表概要 8月24日から9月17日までの約1ヶ月間、当社研究所においてCSR活動の一環として東京大学のインターンシップに協力し大学院生1名を受け入れました。
インパクト 本インターンシップは約1ヶ月と長期にわたるもので、実習生には、一つのテーマについてじっくりと実験および考察を行ってもらいました。最終日には、それまで行った実験の成果を発表してもらい、収集してもらったデータを今後の研究に活かせることが確認でき、当社にとっても非常に有意義な実習受入れとなりました。

2009年9月

第4回世界トライボロジー会議にて当社社員が発表、附設展示会に当社ブースを出展

発表概要 9月7日~11日に京都にて第4回世界トライボロジー会議(WTC2009)に当社社員が7件の発表を行い、また附設の展示会において技術展示と子供科学教室を行いました。
インパクト 世界トライボロジー会議(WTC)では世界中のトライボロジストが集い,未来の地球のためのトライボロジー分野の諸問題に関する先端の研究と技術開発を議論します。当社は7件の発表を行ったほか、エネファ-ムの展示、環境配慮型潤滑油商品の展示および次世代を担う子供たちを対象とした子供科学教室を開催し、当社の技術力および環境に対する取り組みを広く紹介しました。

日本分析化学会主催第58年会において当社研究員が成果発表

発表概要 2009年9月24日~26日に開催された日本分析化学会主催第58年会において当社研究員が水素分離膜の劣化機構を機器分析により解明した研究成果の発表を行いました。
インパクト 燃料電池に用いられる高純度の水素を製造する技術として、水素分離膜を用いた膜分離型改質器が注目されていますが、実用化に向けては耐久性の向上が課題となっています。水素分離膜の研究開発の指針を得るために劣化機構を機器分析により解明した研究成果を国内最大規模の分析に関する学会で発表を行い、当社の技術力の高さを広くアピールしました。

2009年9月 2009年10月 11th International Conference on Electronic Spectroscopy and Structure で当社研究員が成果発表

発表概要 2009年10月 6日~10日に開催される11th International Conference on Electronic Spectroscopy and Structureで当社研究員が「Study on hydrodesulfurization catalysts regenerated at various temperatures」の題目で発表を行います。
インパクト 環境保護の観点から、製油所で使用した触媒を再生処理して再利用することが重要です。しかし再生後に触媒性能が低下するため、性能低下を最大限抑制できる方法を見出す必要があります。当社は油中硫黄分を除去する触媒について分析技術を駆使して最適化な再生方法を見出し、現行法に比べて触媒性能の低下を大幅に抑制することに成功しました。本研究で活用した分析技術の一つである電子分光法に関する世界最大の国際会議で研究成果を発表し、当社の技術力の高さをアピールします。

夏休み親子科学教室

発表概要 8月7日(金)中央技術研究所にてグループ社員の子弟を対象にした「夏休み親子科学教室」を実施しました。
インパクト 毎年夏休み、中央技術研究所では、グループ社員の子弟を対象に「親子科学教室」を実施しています。今年は、20組のご家族が参加しました。蒸留の仕組みがわかる実験、潤滑油のはたらきを体感する実験、燃料電池の仕組みがわかる実験、マイクロカプセルを実際に作ってみる実験等、実際に目で見て手で触れる実験に子どもたちは喜んでいました。

2009年8月

第29回防錆防食技術発表会において当社研究員が成果発表

発表概要 2009年7月10日に防錆協会第29回防錆防食技術発表会で当社研究員がさび止め油の腐食性因子抑制効果に関する発表を行いました。
発表題目:さび止め油の腐食性因子抑制効果に関する検討
インパクト 防錆防食技術発表会ではさび止め油や塗装など様々な防錆処理にかかわる最新の技術が発表されます。さびが発生する原因は水や酸素であることは広く知られていますが、ヒトの指紋などの塩化物(腐食性因子)がトラブルとなる場合が数多くあります。本発表会では腐食性因子によるさびの発生を抑制する必要性やその効果に関して発表を行い、当社の技術力をアピールしました。

月刊トライボロジーに当社が開発した切削油の解説記事が掲載

発表概要 月刊トライボロジー7月号に特集「金属加工における最近の話題」の中で当社が開発した非危険物対応切削油の解説記事が掲載されました。
インパクト 月刊トライボロジーには潤滑に関わる最新の技術が発表されます。当社が開発した非危険物対応切削油(ユニカットテラミDE-P30)では、切削油の非危険物化により火災のリスク低減と工具の寿命延長ができるようになりました。このような当社の最新技術を解説することで、当社の技術力及び環境に対する取り組みを広くアピールしました。

2009年7月

当社研究員が自動車技術会ディーゼル機関部門委員会で講演

発表概要 当社研究員が6月26日に自動車技術会で「題目:最新小型ディーゼル車の低温運転性に及ぼす燃料供給システムの影響」について発表しました。
インパクト ディーゼル車の低温運転性とは、低温時に現れるエンジンの始動不良や走行不良などの現象であり、燃料フィルタなど燃料供給システムに大きく影響されます。この低温運転性を把握しておくことは、低温時の軽油の品質を確保する上で大変重要であり、本発表では自動車業界、大学関係者に対し、低温性能の重要性、車両設計の指針について提言を行いました。

自動車技術会春季学術講演会でHCCI燃焼に関する2件の講演発表

発表概要 当社研究員が5月20日に自動車技術会春季学術講演会(横浜)にてHCCI燃焼に関する2件の講演発表を行いました。
インパクト HCCIエンジンは、NOx及びCO2の削減と燃費の向上を同時に図ることができる環境対応型将来エンジンです。燃料によって燃焼特性が変化しエンジンの性能に影響を及ぼすため、そのエンジン開発には燃料の組成面から詳細な研究を必要とします。当社では日産自動車と共同で、新しい燃焼方式である二段階高温酸化反応燃焼を開発し、その実用化の可能性について調べています。今回は、石油系基材を用いた実用化の成果に関する講演と今までの研究成果をまとめた着火の進行に関する新しいコンセプトについてそれぞれ講演を行い、出席された研究者との間で多くの議論が交わされました。
<発表題目>
  1. 1.燃料によるHCCIエンジンの運転性能改善に関する研究(第二報)
  2. 2.HCCI燃焼における高温酸化反応の個性に関する考察

SAE World Congressで当社研究員が論文を発表

発表概要 当社研究員が4月20日にSAE World Congress(米国、デトロイト)でHCCI燃焼に関する論文の講演発表を行いました。
インパクト 熱効率が高く低NOx排出を実現する予混合圧縮自己着火(HCCI)エンジンは次世代の低燃費エンジンとして期待されています。新日本石油は日産自動車と共同で燃料とエンジンの両面から高効率のHCCIエンジン燃焼の実現を目指しております。今回の発表ではHCCIエンジンを高負荷で運転するための燃料組成を提案し、そのメカニズムについても詳細な実験データに基づき説明を行いました。
<発表題目>
Realization of Dual Phase High Temperature Heat Release Combustion of Base Gasoline Blends from Oil Refineries and a Study of HCCI Combustion Processes

2009年6月

2009年6月 2009年5月 当社研究員が石油学会第52回年会にて研究発表(1)

発表概要 ポリブテンの付加価値を高めた商品であるエバータックについて、当社研究員が5月20日に石油学会第52回年会(東京)にて研究発表を行いました。
インパクト 特殊粘着材「エバータック」は小生物捕獲用粘着材、乾電池用封口材、中高層ビルの制震材等として使用されています。当社が石油製品だけでなく特殊粘着材のような幅広い用途に適用可能な化学品も開発していることをアピールしました。
題目:特殊粘着剤エバータックの紹介

2009年6月 2009年5月 当社研究員が石油学会第52回年会にて研究発表(2)

発表概要 当社が開発したC4留分の選択的二量化プロセスについて、当社研究員が5月20日に石油学会第52回年会(東京)にて研究発表を行いました。
インパクト C4留分の選択的二量化プロセスとは、製油所や化学工場で副生するC4留分(液化石油ガスの一種)を2分子結合させて高オクタン価ガソリン基材となるC8留分に転換するプロセスです。当社では高い二量体選択性を有する新規なリン酸触媒の開発に成功し、2006年より商業生産を行っています。本発表において、当社技術のPRを行いました。
題目:C4のニ量化によるイソオクテン製造技術の開発

2009年6月 2009年5月 トライボロジー会議2009春において当社研究員が成果発表

発表概要 当社研究員がトライボロジー会議2009春(東京)において成果発表を行いました。
インパクト トライボロジー会議2009春(5/18-5/20 東京)にて、潤滑油の特性および添加剤作用の研究における成果4件を発表しました。
<発表題目>
「含酸素化合物がアルミMQLの加工性能に及ぼす影響」
「アルミニウムの潤滑性に対する水分の影響」
「金属新生面でのグリースの反応による水素発生挙動」
「ウレアの熱分解に及ぼす雰囲気並びに構造の影響」

2009年5月

第16回燃料電池シンポジウムにて当社研究員が発表

発表概要 2009年5月12~13日に開催された第16回燃料電池シンポジウムで、当社研究員が次世代型燃料電池と期待される固体酸化物形燃料電池(SOFC)を用いたLPGシステムの開発状況について発表を行いました。
インパクト 本シンポジウムは燃料電池に関する主要な討論会の一つであり、最先端の技術開発成果が多数発表されます。SOFCは各種燃料電池の中でも最も発電効率が高く、次世代燃料電池として実用化が期待されています。当社は石油系燃料を用いたSOFCシステムの開発を推進しており、2007年度から新エネルギー財団による実証研究事業に参画し、民生用SOFCでは世界初となるLPGシステムのフィールド実証研究を開始しています。今回、実使用環境下で確認した高い省エネ効果について、250名余の参加者にアピールしました。
題目:JX日鉱日石エネルギー(株)におけるSOFCシステムの開発状況

第59回(2009年度)自動車技術会「論文賞」受賞

発表概要 「燃料によるHCCIエンジンの運転性能改善に関する研究」をテーマとした論文により、日産自動車と共同で社団法人自動車技術会「論文賞」を4月27日に受賞しました。
インパクト HCCIとはNOXおよびCO2の削減と燃費改善を同時に実現できる次世代エンジン燃焼技術ですが、混合気が均質であるためにシリンダ内で着火が同時に起こるいわゆるエンジンノッキングを起こすことから、高負荷でのHCCIエンジンの実用化は難しいとされていました。本論文では、着火特性の異なる炭化水素を組み合わせた燃料を用いることで、時間差をつけて燃焼させる「二段階高温酸化反応」という新しい燃焼方式を開発し、高負荷でのHCCIエンジンの運転に成功しました。今回の受賞は、燃料を構成する炭化水素の組成によって高温酸化反応の進行をコントロールできることを示したことが高く評価されたものです。
(HCCI:Homogeneous Charge Compression Ignition 予混合圧縮自己着火)

2009年4月

日本化学会第89春季年会ATPにおける発表

発表概要 2009年3月28日に日本化学会第89春季年会のアドバンスト・テクノロジー・プログラム(ATP)で当社研究員が水素吸蔵材料に関する発表を行いました。
インパクト 国内最大の化学学会である日本化学会の春季年会では、化学の応用や実用化に主眼を置いた産学連携のための企画であるATPが開催されており、多くの大学や企業が参加しています。今回のATPにおいて、当社研究員が自社開発の室温で高い水素吸蔵量を示す多孔性金属錯体に関する講演を行いました。当社では、水素吸蔵材料の開発など、水素社会の実現に向けた技術開発を進めており、講演を通して当社の取り組みをアピールしました。
発表題目「水素インフラ構築に向けた基礎技術の開発~多孔性金属錯体の水素吸蔵特性~」

2009年4月 2008年3月 砥粒加工学会誌に解説記事が掲載

発表概要 砥粒加工学会誌3月号(Vol53)に特集「オイルが決め手 作動油・加工油剤の最前線」として油圧作動油の最新技術動向の解説記事が掲載されました。
インパクト 砥粒加工学会誌では研削・研磨技術のみならず、日本の「ものつくり」を担う工作機械の最新の技術が発表されます。工作機械の高効率化・高精度化に欠かせない油圧作動油における省エネルギー化、長寿命化、非危険物化を含む安全性への対応などについて、当社の最新技術を解説することで、当社の技術力及び環境に対する取り組みを広くアピールしました。

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