研究開発トピックス

2010年度

2011年3月

トライボロジスト2月号に論文掲載

発表概要 トライボロジスト2月号に熱可逆性ゲル状潤滑剤の摩擦特性についての論文が掲載されました。
インパクト アミド系ゲル状潤滑剤は、温度により油とグリースの特性を示すユニークな新規潤滑油剤として製品開発を進めています。岩手大学との共同研究にて様々な基礎実験を行い、興味深い結果が得られています。ここでは、代表的なプラスチック材に対する低摩擦特性を明らかにし、表面分析により潤滑メカニズムについて考察しました。
題目:ポリオキシメチレン/鋼における熱可逆性ゲル状潤滑剤の摩擦特性

「平成22年度石油学会 技術進歩賞」を受賞

発表概要 「新規固体リン酸触媒を用いたイソブテンの二量化によるイソオクテン製造技術の開発と実用化」について、「平成22年度石油学会 技術進歩賞」を受賞しました。
インパクト 当社は、新規固体リン酸触媒によりイソブテンを選択的に二量化しイソオクテンを製造する技術を開発しました。本技術で使用している新規固体リン酸触媒は、二量体選択性が高く、かつ従来困難であった触媒再生が可能です。また、二量体選択性が高いことにより簡便な製造プロセスを実現しました。本プロセスは当社の川崎製造所で三年間以上にわたって商業運転を行っており、製造したイソオクテンは高オクタン価ガソリン基材として利用されています。この技術開発および実用化が高く評価され、今回の受賞となりました。

2011年2月

「子ども科学教室」間門小学校来所

発表概要 1月25日、中央技術研究所に間門小学校5年生が来所し、「子ども科学教室」を実施した。
インパクト 中央技術研究所では、近隣の小学校を対象に「子ども科学教室」を実施しています。今回は、中央技術研究所から歩いて10分の場所にある間門小学校5年生3クラス(約110名)が来所しました。蒸留実験、潤滑油実験、燃料電池実験、マイクロカプセル製造実験等、目で見て手で触れる実験に子どもたちは喜んでいました。また、実験後は燃料電池車に試乗したのですが、こちらも大好評でした。

日本エネルギー学会 第6回バイオマス科学会議で当社研究員が発表

発表概要 2011年1月12、13日に開催された日本エネルギー学会 第6回バイオマス科学会議において当社研究員が草本からのバイオエタノール生産についてポスター発表しました。
インパクト すすきなどの草本(セルロース系バイオマス)からエタノールを生産する場合、直接発酵生産できないため前処理が必要となります。バイオエタノール革新技術研究組合が受託しているNEDO実証事業の中で当社が担当するアンモニア前処理についてバイオマス科学会議で昨年度に引き続き報告しました。前処理反応を速度解析したことによって、実用的な効果が得られる処理条件を推定できる段階まで、この技術の開発が進んだことをアピールしました。
題目:セルロース系バイオエタノール生産のための前処理反応解析

元街小学校での「子ども科学教室」実演

発表概要 1月14日(金)元街小学校にて「子ども科学教室」を実演した。
インパクト 中央技術研究所では、2006年から、元街小学校にて「子ども科学教室」を実演しており、今回で6回目となります。当日は、午前と午後の2回、実験を実演し、子供たちは潤滑油のはたらきを体感する実験、燃料電池の仕組みがわかる実験、マイクロカプセルを実際につくってみる実験等、実際に目で見て手で触れる実験に歓声をあげて喜んでいました。実演を担当した当社の社員は、昼休みに給食を子どもたちと一緒に食べ、楽しい一時を過ごしました。

トライボロジスト2011年1月号に解説記事を掲載

発表概要 トライボロジスト2011年1月号にゲル状潤滑剤のEHLについての解説記事が掲載されました。
インパクト アミド系ゲル状潤滑剤は、温度により油とグリースの特性を示すユニークな潤滑油剤として製品開発を進めています。岩手大学および佐賀大学との共同研究ではベアリングとの相性をシミュレートする基礎研究を実施しています。その結果、ボールベアリングの長寿命化手法やその潤滑メカニズムの解析などの興味深い知見が得られています。機械要素として重要なボールベアリングの潤滑を想定した基礎研究の成果を解説記事としてまとめました。
題目:様々な潤滑剤でのEHL -熱可逆性ゲル-

トライボロジスト2011年1月号に論文掲載

発表概要 トライボロジスト2011年1月号に没食子酸誘導体のトライボロジー特性についての論文が掲載されました。
インパクト 天然由来の新規添加剤として没食子酸誘導体のトライボロジー特性を岩手大学と共同研究しています。その結果、没食子酸誘導体の金属表面への吸着により、摩擦摩耗を低減する作用や、錆止め性を向上する作用を有していることが分かり、環境負荷の小さい潤滑油添加剤として期待できます。また、分子構造のトライボロジー特性への影響や特殊な元素を置換した誘導体を用いた摩擦実験と表面分析で、潤滑メカニズムを明らかにしました。
題目:没食子酸誘導体による境界潤滑性の向上

2011年1月

自動車のトライボロジー研究会で当社研究員が講演

発表概要 トライボロジー学会が主催した自動車のトライボロジー研究会において、当社研究員がエンジン油用多機能添加剤「ジアルキルモノチオリン酸亜鉛」の潤滑特性について講演しました。
インパクト エンジン油には、必須な添加剤として硫黄を含有するジアルキルジチオリン酸亜鉛(ZDDP)が使用されています。エンジン油におけるZDDPの役割は、エンジン耐久性にかかわる摩耗防止と油の酸化防止です。本講演ではZDDPの硫黄を半減したジアルキルモノチオリン酸亜鉛の潤滑特性を取り上げ、ZDDPと同等以上の摩耗防止性を持ちながら、省燃費エンジン油に必要な摩擦低減性能に優れる特徴を紹介しました。聴講者から活発な質問が相次ぎ、当社開発技術に対する関心の高さが感じられました。
題目:ジアルキルモノチオリン酸亜鉛の摩擦・摩耗特性

トライボロジスト12月号に論文掲載

発表概要 日本トライボロジー学会誌の「トライボロジスト」に当社研究員のエンジン油用の摩耗防止剤の基礎研究に関する研究内容の論文が掲載されました。
インパクト エンジン油には、必須な添加剤として半世紀以上の間、ジアルキルジチオリン酸亜鉛(ZDDP)が使用されています。当社ではこのZDDPの代替添加剤として、高性能エンジン油「SUSTINA」にも採用されたジアルキルリン酸亜鉛(ZP)や、ジアルキルモノチオリン酸亜鉛(ZDMP)を配合した新たなエンジン油の開発を進めています。また、開発と併行して、これらの添加剤の潤滑特性に関わる基礎研究内容を香川大学若林利明研究室と共同で実施してきました。今回、当社の技術PRの一環として、これまでの研究成果を論文にまとめて報告しました。
論文題目:ジアルキルモノチオリン酸亜鉛の潤滑特性と潤滑膜の解析

本牧南小学校科学クラブでの「子ども科学教室」実演

発表概要 11月18日(木)本牧南小学校にて行われた科学クラブにて「子ども科学教室」を実演した。
インパクト 本牧南小学校では、課外授業として、クラブ活動を行っています。中央技術研究所では、昨年はじめて、この科学クラブで「子ども科学教室」を実演しましたが好評だったので、今年も実演を依頼されました。科学クラブは、小学4年生から6年生までの混合で全員で15名ほどですが、実演した実験にはどの子どもたちも興味を示して、喜んでくれました。

第20回日本-サウジアラビア合同セミナーにおいて当社研究員が発表

発表概要 第20回日本-サウジアラビア合同セミナー(2010年12月 5日・6日)において、当社研究員がFCCガソリンの脱硫に関する研究について発表しました。
インパクト ガソリンの硫黄分規制が強化される中、FCCガソリンのオクタン価ロスを抑えつつ硫黄分を除去することが求められています。サルファーフリーガソリン(S≦10ppm)の製造方法として当社が開発したROK-Finer®プロセスを紹介するとともに、さらにオクタン価ロスを低減できる新規脱硫方法として収着脱硫技術を紹介しました。本発表において、ガソリン製造に関する当社の技術力の高さと環境に対する取り組みをアピールできました。
題目:FCC gasoline desulfurization reducing octane number loss
(オクタン価ロスを抑制したFCCガソリンの脱硫方法)

PACIFICHEM 2010(2010環太平洋国際化学会議)で当社研究員が成果発表

発表概要 2010年12月15日~20日に開催されたPACIFICHEM 2010(2010環太平洋国際化学会議)において、当社研究員が高純度水素製造に関わる膜分離技術の開発について発表しました。
インパクト 燃料電池車に供給する水素は、純度99.99%以上であることが求められます。このような高純度水素を高効率に製造するため、水素分離膜とCO2分離膜を組み合わせた膜分離による水素製造技術を開発しています。本国際会議で当社研究員がイオン液体を用いた液膜によるCO2膜分離技術について発表しました。本発表はシンポジウム内の若手向け発表賞を受賞しており、当社の高純度水素製造技術開発への取り組みを海外にもアピールすることができました。
題目:“Development of an efficient, high-purity hydrogen purification system for refineries : Technology of a CO2 separation membrane containing novel ionic liquids”

環境と新冷媒国際シンポジウム2010で当社研究員が発表

発表概要 12月2~3日に神戸国際会議場で開催された「環境と新冷媒国際シンポジウム2010」において、当社研究員が次世代低GWP冷媒用冷凍機油の最新開発動向に関する発表を行いました。
インパクト 現在家庭用ルームエアコンに使用される冷媒は二酸化炭素に比べて温室効果(GWP:地球温暖化係数)が約2000倍と大きく、地球温暖化防止に向けて低GWP冷媒の適用が検討されています。現行の冷凍機油を次世代冷媒に適用するには安定性、相溶性に課題がありましたが、当社はこの課題を克服した新規冷凍機油を開発しました。新規冷凍機油の特性を発表し、全世界の冷凍空調機器メーカーをはじめとする約400名の参加者に当社の技術力をアピールしました。
題目:次世代低GWP冷媒用冷凍機油の開発

2010年12月

第40回石油・石油化学討論会において当社研究員が成果発表

発表概要 2010年11月25日~26日に開催された第40回石油・石油化学討論会において、当社研究員が製油所における高純度水素製造技術の開発について発表しました。
インパクト 燃料電池車に供給する純度99.99%以上の高純度水素を高効率に製造するために水素分離膜とCO2分離膜を用いた水素製造技術の開発を行っています。水素分離膜モジュールの構造の最適化による水素回収率の向上、イオン液体を用いた液膜によるCO2と水素の混合ガスからの高選択率でのCO2分離といった研究成果について発表しました。本発表で、当社の高純度水素製造技術開発への取り組みをアピールしました。
題目:
製油所における高効率高純度水素製造技術の開発(第3報)-水素分離膜モジュールとハイブリッド分離膜型水素精製装置の開発-
製油所における高効率高純度水素製造技術の開発(第4報) -イオン液体含浸液膜を用いたCO2膜分離膜モジュールの開発-
発表概要 2010年11月25日~26日に開催された第40回石油・石油化学討論会において当社研究員が赤外分光法を用いた燃料油中のETBE定量法を開発した成果発表を行いました。
インパクト 全国で販売されているバイオガソリンには、植物由来のETBE(エチルターシャリーブチルエーテル)が1.0%以上配合されており、ETBE量はこれまで3時間程度を要する分析法または核磁気共鳴(磁石を用いた分析)による迅速法で分析しておりました。しかし、迅速法で用いる装置は高額で所有する機関が少ないため、分析装置として一般的に普及している赤外分光(赤外線を用いた分析)を用いて多くの機関で迅速定量が可能な手法を開発(特許申請中)しました。これにより、当社の技術力の高さをアピールすることができました。
題目:赤外分光法(IR)による燃料油中のETBE定量法
発表概要 2010年11月25日~26日に開催された第40回石油・石油化学討論会において、当社研究員が有機ハイドライド型水素ステーションを目指した技術開発状況について発表しました。
インパクト SSに設置可能な小型脱水素反応器の開発、排熱利用型ステーションの高効率化検討、プレート型脱水素触媒の耐久性向上検討について、3件連続で発表を行い、有機ハイドライド型水素ステーション実現に向けた技術開発状況を説明しました。本発表で、当社の有機ハイドライドに関する技術開発への取り組みをアピールしました。
題目:
有機ハイドライドからの高純度水素回収技術開発(第1報)-マイクロリアクター積層化検討-
有機ハイドライドからの高純度水素回収技術開発(第2報)-ステーション高効率化検討-
有機ハイドライドからの高純度水素回収技術開発(第3報)-脱水素触媒耐久性向上検討-
発表概要 2010年11月25日~26日に開催された第40回石油・石油化学討論会において、当社研究員が多孔性炭素系水素吸蔵材料の開発について発表しました。
インパクト 低炭素社会実現に向けて、当社では水素インフラの構築に必要な技術開発として水素をコンパクトに貯蔵・輸送するための要素技術である水素吸蔵材の開発を行っています。そのひとつである多孔性炭素材料について、原料や賦活条件の検討による水素吸蔵量の増加、リチウム導入による水素吸着能の向上といった研究成果について発表しました。本発表で当社の水素貯蔵技術開発への取組みをアピールしました。
題目:
水素吸蔵材料の開発(第1報)-高吸蔵を目指した異種原料の賦活炭製造とその水素吸蔵-
水素吸蔵材料の開発(第2報)-賦活炭へのLi導入による水素吸蔵への効果-
発表概要 2010年11月25日~26日に開催された第40回石油・石油化学討論会において、当社研究員が潤滑油添加剤の摩擦への影響について発表しました。
インパクト 潤滑油は機械の摩擦損失を低減することで省燃費、省エネルギーに貢献しています。油性剤は潤滑油添加剤の一種であり、金属表面に吸着することにより摩擦低減効果を発揮するものです。油膜が薄くなり部分的に金属が接触するような部分EHL潤滑領域では、油性剤の選定によっては摩擦が高くなるという結果が得られました。条件により油膜が薄くなっても摩擦を下げるには、その状態に適した分子構造が必要になります。現在の省燃費型潤滑油のさらなる省燃費性向上を目的とした研究成果を発表し、当社の技術力をアピールしました。
題目:部分EHL潤滑領域における油性剤の摩擦特性におよぼす温度と面圧の影響
発表概要 2010年11月25日~26日に開催された第40回石油・石油化学討論会において、当社研究員がエンジン油用多機能添加剤「ジアルキルモノチオリン酸亜鉛」の性能について発表しました。
インパクト エンジン油には、必須な添加剤として硫黄を含有するジアルキルジチオリン酸亜鉛(ZDDP)が使用されています。エンジン油におけるZDDPの役割はエンジン耐久性にかかわる酸化防止、摩耗防であります。近年、ZDDP中の硫黄は、自動車の排気ガス浄化触媒を被毒することから低減が求められています。本発表ではZDDPの硫黄を半減したジアルキルモノチオリン酸亜鉛の酸化防止性能を取り上げ、ZDDPと同等の性能を有することを証明しました。聴講者から活発な質問が相次ぎ、当社開発技術に対する関心の高さが感じられました。
題目:NMRによるジアルキルモノチオリン酸亜鉛とハイドロパーオキサイドの反応解析
発表概要 第40回石油・石油化学討論会(2010年11月25日・26日)において、当社研究員がオイルサンド利用技術に関する研究について発表しました。
インパクト オイルサンドは、在来型の石油に替わる炭素資源として注目を集めています。オイルサンドに含まれる油分を原料とする合成原油は、在来型と性状が異なります。本研究では、合成原油を既存の精製設備で処理しても製品規格を満足させる触媒を開発しました。本発表において、石油代替資源利用に関する当社の技術力の高さと触媒開発への取り組みをアピールしました。
題目:オイルサンド系LGOおよびKeroの水素化精製(第4報)

機械学会 第8回部門講演会にて当所研究員が成果発表

発表概要 11月19~20日に岡山大学(岡山)で開催された生産加工・工作機械部門講演会にて、アルミの効率的加工を可能とする環境に配慮した潤滑技術について研究成果を発表しました。
インパクト 日本機械学会 第8回生産加工・工作機械部門講演会の環境適応型加工のセッションにおいて、アルミの効率的加工を可能とする環境に配慮した潤滑技術について当社研究員が発表を行いました。世界的課題である温室効果ガス削減には製品の軽量化が効果的です。本発表は、軽量化のため需要が増しているアルミニウム製品を効率的かつ高品質に製造する、環境に配慮した潤滑技術に関するものです。本発表を通じて環境配慮技術の開発への当社の積極的な姿勢をアピールしました。
題目:アルミニウム圧延に適した環境に配慮した潤滑油剤

石油学会2010年石油製品討論会において当社研究員が成果発表

発表概要 11月4~5日に国立オリンピック記念青少年総合センターで開催された石油製品討論会にて、環境に配慮した指紋除去形長期防錆油の開発について研究成果を発表しました。
インパクト 本討論会において、環境に配慮した指紋除去形長期防錆油の開発について発表しました。 軸受など金属製品の製造工程では、(1)素手による組み立てで付着するヒトの指紋を洗浄油で 除去し、(2)出荷用防錆油を塗布する、と少なくとも2つの工程を要します。本油は指紋除去性と長期防錆性を有すため工程の削減が可能であり、さらに環境への影響に配慮した組成で構成されています。本油の工程削減効果と環境配慮を高い水準で融合した当社技術をアピールしました。
題目:環境に配慮した指紋除去形長期防錆油の開発
発表概要 2010年11月 4日~5日に開催された2010年石油製品討論会において当社研究員がプレイグニッション(異常燃焼)に与える燃料性状の影響に関して発表を行いました。
インパクト 将来型エンジンである過給ダウンサイジングエンジンでは、プレイグニッション(異常燃焼)の発生が懸念されています。当社はトヨタ自動車と共同で過給エンジンはプレイグニッションが発生しやすいこと、燃料性状によりプレイグニッションの発生しやすさが異なることを解明しました。
題目:燃料組成がエンジンのプレイグニッションに与える影響。
―過給エンジンを模擬した高温高圧場条件―

「油空圧技術」誌にて油圧作動油の最新動向を紹介

発表概要 油圧関係の専門雑誌である「油空圧技術」誌において油圧機器に求められる油圧作動油の特性についての解説を行った。
インパクト 「油空圧技術」11月号の特集「機器・システムに求められる油圧作動油の特性」に油圧作動油の最新動向を解説した。油圧作動油の歴史的背景を解説すると共に、最も重要な性能である長寿命性、耐摩耗性について、非亜鉛系作動油の優位性を中心に解説した。この中で当社油圧作動油技術開発力をユーザーに広くアピールすることができた。

(株)アルバックファイSIMSユーザーズミーティング2010にて当社研究員が成果発表

発表概要 11月24日に株式会社アルバックファイ SIMSユーザーズミーティング2010にて、TOF-SIMSの活用による潤滑油添加剤作用機構解明に関する発表を行いました。
インパクト 本ミーティングは、SIMS(2次イオン質量分析)装置のユーザーを対象とした貴重な意見交換会である。今回、SIMS分析の実務における活用例や関連技術情報が提供された。潤滑油開発では、摺動部における配合する添加剤の効果的な反応膜形成が重要です。TOF-SIMS(飛行時間2次イオン質量分析)の活用により金属表面への添加剤吸着と含有する添加剤の分解・反応後の潤滑膜の構造を推定し、金属表面の潤滑膜解析にまで踏み込んだ当社潤滑油開発の技術レベルの高さを大いにPRしました。
題目:潤滑油添加剤作用機構解明におけるTOF-SIMSの活用

内燃機関シンポジウムにおいて当社研究員が研究成果発表

発表概要 2010年11月10日~12日に開催された内燃機関シンポジウム(岡山)で、当社研究員がHCCIエンジンの新しい燃焼方法に関する最新の研究成果を発表しました。
インパクト 省燃費で低NOx排出を実現する予混合圧縮着火(HCCI)エンジンは高負荷での運転が難しいことが課題となっています。当社では燃料の組成でHCCIエンジンの高負荷運転を実現する「二段階高温酸化反応」と呼ばれる新しい燃焼方法を研究しています。本発表では燃焼の連続写真撮影を行い、今までの研究成果が正しいことを本シンポジウムにおいて発表し、当社の技術力の高さをアピールしました。
題目:二段階高温酸化反応によるHCCI燃焼の筒内圧力上昇率抑制現象の解析

2010年11月

日本機械学会 2010年度年次大会での発表

発表概要 2010年10月24日~26日に長良川国際会議場(岐阜)にて開催された4th International Conference on High Performance Cutting (CIRP) 2010おいて、当社研究員が発表しました。
インパクト CIRPは加工・製造において国際的に最も認知されている学会であり、本会議では加工分野の研究者が世界各国から集まり、加工に関する最先端の技術について約150件の発表・討論がありました。そこで当社はアルミニウム合金のMQL加工において含酸素化合物の作用に着目、検討し、含酸素化合物のアルミニウム合金に対する吸着特性とMQL加工性能とに密接な関係を見出しました。この知見はアルミニウムに対するMQL加工の適用の可能性を示唆するものであり、当社の技術力と環境に対する取り組みをアピールしました。
発表題目:Effects of Oxygen-including Compounds on Cutting Performance in MQL Machining of Aluminum

内燃機関シンポジウムにおいて当社研究員が研究成果発表

発表概要 2010年10月24日~26日に長良川国際会議場(岐阜)にて開催された4th International Conference on High Performance Cutting (CIRP) 2010おいて、当社研究員が発表しました。
インパクト CIRPは加工・製造において国際的に最も認知されている学会であり、本会議では加工分野の研究者が世界各国から集まり、加工に関する最先端の技術について約150件の発表・討論がありました。そこで当社はアルミニウム合金のMQL加工において含酸素化合物の作用に着目、検討し、含酸素化合物のアルミニウム合金に対する吸着特性とMQL加工性能とに密接な関係を見出しました。この知見はアルミニウムに対するMQL加工の適用の可能性を示唆するものであり、当社の技術力と環境に対する取り組みをアピールしました。
発表題目:Effects of Oxygen-including Compounds on Cutting Performance in MQL Machining of Aluminum

ワールドビジネスサテライトで当社が開発に参画しているGTLプラントを紹介

発表概要 2010年10月22日 テレビ東京「ワールドビジネスサテライト」の「資源小国 日本の生きる道」と題した特集コーナーで、当社を含む民間6社による日本GTL技術研究組合がJOGMECと共同で研究を進めているGTL実証プラントが紹介されました。
インパクト 化石資源の乏しいわが国にとって、海外の油ガス田権益を獲得し、エネルギー供給の安定化を図ることは重要な課題です。GTL(Gas-To-Liquids)は、天然ガスを灯軽油など石油と変わらない液体燃料に転換する技術です。当社は民間6社による日本GTL技術研究組合の一員として、JOGMECと共同で新潟市に建設した500バーレル/日規模のGTL実証プラントの運転研究を実施しています。生産されたGTL燃料は一部、東京都バス走行試験にも提供されています。番組内では、新潟実証プラントと都バス走行試験の様子が紹介されました。

「レッツクリーン&GREEN大作戦」

発表概要 10月23日(土)グループ社員および家族を対象にした戸田地区CSR活動「レッツクリーン&GREEN大作戦」に参加しました。
インパクト 毎年秋に戸田事業所ではグループ社員および家族を対象に「レッツクリーン&GREEN大作戦」を実施しており、今年も中央技術研究所から14組の参加で活動を行いました。「クリーン」活動として荒川土手を約2.5km歩きながら37.4kgのゴミを回収し、「GREEN」活動として戸田地区構内花壇の整備とブルーベリーの植樹を行いました。終了後は、バーベキュー、地元埼玉県産の新米ごはんなどを味わった他、いらない紙を使った箸置き作りなど折り紙教室を開催し、エコな休日を楽しみました。

絶縁油分科会後継者育成講習会での講演

発表概要 石油学会の絶縁油分科会が主催した後継者育成講習会において、当社研究員が電気絶縁油に関する基礎や最新のトピックスについて講演を行いました。
インパクト 現在、当社は国内電気絶縁油のトップメーカーであり、需要家からも高い技術水準を求められている。電力会社や変圧器メーカーなどの絶縁油業界の若手60名弱に対して、ベテランと中堅の2名による2時間にわたる講演とそれに対する質疑応答を行った。本講演により後継者へ技術を伝えると共に、当社自身も技術伝承により高い技術水準を維持し続けていることについて周知することができた。
講演題目:電気絶縁油概論

フルードパワー工業会の機関誌に解説記事が掲載

発表概要 (社)フルードパワー工業会の機関誌の技術講座に「省エネ形油圧作動油の最新動向」についての解説記事が掲載されました。
インパクト 油圧システムは、優れた動力源として様々な機械で使用されており、近年の動向として、油圧作動油に省エネルギー性能を付与することが行われています。解説記事では、低粘度化や低摩擦化への具体的な手法とその課題、今後の動向について解説しました。
本工業会は、油圧システムメーカー、建機メーカーなどで構成されており、油圧作動油メーカーである当社の存在をアピールできました。

トライボロジスト10月号に論文掲載

発表概要 日本トライボロジー学会誌、トライボロジストに当社研究員のW/Oエマルションの基礎研究に関する研究内容の論文が掲載されました。
インパクト 油に水を40%乳化したW/Oエマルション型作動油は、日本で唯一当社が製品販売している燃えにくい潤滑油です。製鉄所において高熱源が近くにある産業設備を安全に動かすために使用されています。水滴粒径2μmの水を油の中に安定に分散化する当社独自の技術により、40年を超える歴史がある商品です。このW/Oエマルションの潤滑性能に関わる基礎研究内容を岩手大学森誠之研究室と共同で実施してきました。当社の技術PRの一環として、これまでの研究成果を論文にまとめて報告しました。

第2回SPring-8合同コンファレンスにおいて当社研究員が成果発表

発表概要 2010年11月 4日~5日に開催された第2回SPring-8合同コンファレンスにおいて当社研究員がNb-Ti-Ni合金系水素分離膜の劣化機構を解明した研究成果の発表を行いました。
インパクト 燃料電池に使用する高純度の水素を製造する技術として、低コストかつ高効率で製造できる水素分離膜を用いた製造技術が注目されています。しかし、高温で使用すると水素の透過能力が低下するため水素製造効率が低下する課題があります。そこで世界最高性能の大型放射光研究施設SPring-8の非常に強力なX線を活用したin-situ XAFSという手法を用いて水素透過能力が低下する原因を解明し、高効率な水素分離膜の開発指針を得ることができました。これにより、本発表において当社の技術力の高さをアピールすることができました。
題目:In-situ XAFSによるNb-Ti-Ni合金系水素分離膜の劣化機構解明

2010年石油製品討論会において当社研究員が成果発表

発表概要 2010年11月 4日~5日に開催された2010年石油製品討論会において当社研究員が水素化脱硫触媒の再利用における活性低下原因を解明した研究成果の発表を行いました。
インパクト 灯油や軽油の硫黄分を除去(脱硫)するために水素化脱硫触媒が用いられます。使用後の触媒を廃棄物としないために再生処理後に再利用されますが、再生後の脱硫能力の低下が課題となっています。そこで、様々な分析技術を活用して脱硫能力の低下原因を解明し、脱硫能力低下を抑制できる再生方法の指針を得ることができました。これにより、本発表において当社の技術力の高さをアピールすることができました。
題目:触媒再生における活性低下原因の解明

石油学会神戸大会 第40回石油・石油化学討論会で当社研究員が発表

発表概要 2010年11月25日~26日に開催された第40回石油・石油化学討論会において、当社研究員が家庭用燃料電池向け水蒸気改質触媒の開発および寿命予測について発表しました。
インパクト 当社の家庭用燃料電池システムには、自社開発した水素製造装置および水素製造触媒を搭載しています。本発表では水素製造触媒のうち水蒸気改質触媒を取り上げ、これまで蓄積した知見を活かして触媒寿命の高精度な予測手法を確立し、またこの手法を用いて、当社開発水蒸気改質触媒が10年(4万時間)以上の耐久性を有することを証明しました。燃料電池分野および触媒分野における、当社の高い技術力と取り組み状況をアピールできました。
題目:燃料電池用水蒸気改質触媒の開発 -シミュレータの構築と寿命予測-

2010年10月

日本機械学会 2010年度年次大会での発表

発表概要 2010年9月 5日~8日に名古屋工業大学(名古屋)にて開催された日本機械学会2010年度年次大会において、当社研究員が発表しました。
インパクト 近年,地球温暖化ガス排出の抑制につながる自動車の燃費改善のため、自動車部品へのアルミニウム合金の使用が拡大しており、環境対応技術であるMQL加工のアルミニウム合金への適用が望まれています。そこでMQL油材中での含酸素化合物の作用に着目、検討したところ、含酸素化合物のアルミニウム合金に対する吸着特性とMQL加工性能とに密接な関係を見出しました。この知見はアルミニウムに対するMQL加工の適用の可能性を示唆するものであり、当社の技術力と環境に対する取り組みをアピールしました。
発表題目:アルミニウム合金のMQL加工に対する含酸素化合物の効果

トライボロジー会議2010秋大会での発表

発表概要 2010年9月14日~16日に福井大学で開催されたトライボロジー会議2010秋大会にて、当社研究員が没食子酸誘導体の潤滑油添加剤への応用について発表しました。
インパクト 地球環境に優しい素材を使ったモノ作りが様々な分野で進められ,潤滑油についても植物油を用いるなど天然原料由来の処方技術が検討されています.ポリフェノールとして知られる植物の抽出成分である没食子酸誘導体を天然由来の添加剤として潤滑油への適用を岩手大学 森研究室と共同で研究してきました.没食子酸誘導体が潤滑性能を向上させ,特に省エネルギー技術となる低摩擦特性を有することを見出し,基盤研究の技術力の高さと環境対応に対する取り組みをアピールしました.
発表題目:没食子酸誘導体による境界潤滑性の向上

第35回複合材料シンポジウムにおける発表

発表概要 10月13~14日にかけて開催された、第35回複合材料シンポジウムにおいて当社研究員がロボットハンドの振動減衰特性向上についての発表を行いました。
インパクト 当社は、機能化学品事業の一つとしてCFRP(炭素繊維強化プラスチックス)製ロボットハンドの研究・開発を行っています。本発表では、近年の液晶ディスプレイの大型化にも対応するため、CFRPロボットハンドに制振ゴムを組み合わせることにより、問題であった振動減衰特性を向上させる技術を報告しました。本発表を通して、当社の技術力とCFRP製ロボットハンド開発への取り組みをアピールしました。
題目:制振ゴム層を有するピッチ系高弾性CFRP製ロボットハンドの振動減衰特性

日本化学会第4回関東支部大会(2010)での依頼講演

発表概要 日本化学会関東支部大会にて、当社研究員が液晶性高分子フィルム(LCフィルムシリーズ)の製品開発事例を紹介しました。
インパクト 当社では液晶ディスプレイ(LCD)の画質向上のため、従来の延伸フィルムでは得ることのできない高度な分子配向制御を達成した光学フィルムを開発、上市しています。フィルムは液晶性高分子の精密コーティング層を含んでおり、層内で分子がねじれた構造やフィルム面に対して傾斜した独特の構造をとっています。主力製品は半透過ECB-LCD用のNHフィルム(ハイブリッド配向)であり、また近年、高性能のLCDであるIPS-LCDに対してNVフィルム(垂直配向)を開発しました。本講演を通して、当社の技術力と液晶ディスプレイ用液晶性高分子フィルム開発への取り組みをアピールしました。
発表題目:液晶ディスプレイ用液晶性高分子フィルムの開発

2010年9月

パイロクロア型酸化物カソード触媒の開発

発表概要 2010年9月 2日~3日に神奈川工科大学(厚木)にて開催された電気化学秋季大会において、当社研究員がPEFC用のパイロクロア型酸化物カソード触媒の開発について発表しました。
インパクト 家庭用燃料電池のコスト低減に向けて、当社では革新的な材料の開発に取り組んでいます。PEFC(固体高分子形燃料電池)の電極に用いられている高価な白金に替わる触媒の開発は特に重要であり、有力な候補としてパイロクロア型酸化物(Pb2Ru2O7-x)の研究開発を九州工業大学の清水研究室と共同で行ってきました。これまでに、パイロクロア型酸化物が白金以上の高い触媒活性を示す可能性があることを見出し、非白金触媒としては非常に高い性能を示すセルの開発に成功しました。本発表を通じて、PEFCの要素研究における当社の認知度を高めることができました。
発表題目:パイロクロア型酸化物系カソード触媒及びそれらを用いたMEAの開発

2010年8月

13th International Refrigeration and Air Conditioning Conference at Purdueでの発表

発表概要 7/12~7/16にアメリカのPurdue大学において全世界の家電メーカーが集まり隔年で開催される、13th International Refrigeration and Air Conditioning Conference at Purdueにて冷蔵庫用超低粘度冷凍機油に関する発表を行いました。
インパクト 近年の地球温暖化対策の強化により、最新の冷蔵庫には大幅な省エネが求められ、冷却用の冷媒を循環させるコンプレッサの省エネ技術が重要になっています。これにはコンプレッサ内部の潤滑を担う冷凍機油の粘性を低下する事が有効であり、当社は従来の1/3まで粘性を低下させた超低粘度冷凍機油を開発し、約1%の省エネに貢献しました。全世界のメーカーが集う国際会議で新規冷凍機油の特性を発表し、今後急速に冷蔵庫が普及するインド等のBRICs諸国に対しても当社の高い技術力をアピールしました。
発表題目:New Demands for Refrigeration Oil - Extremely Low Viscosity Oil

解説記事“難燃性油圧作動油の最新動向”の掲載

発表概要 (社)フルードパワー工業会の機関誌に、当社社員が執筆した“難燃性油圧作動油の最新動向”の解説記事が掲載されました。
インパクト 油圧システムは、動力源として優れており、様々な機械で使用されています。通常の油圧作動油は鉱油を基油としていますが、非常に高温の鋼材を扱う装置用などでは、エステル系などの合成油を基油とした難燃性油圧作動油が用いられています。
本工業会は、油圧システムメーカー、建機メーカーなどで構成されており、油圧作動油メーカーである当社の存在をアピールできました。

再生可能エネルギー2010国際会議において当社研究員がベストポスターアワードを受賞

発表概要 再生可能エネルギー2010国際会議において2010年7月 1日に当社研究員が行ったポスター発表がベストポスターアワードを受賞しました。
インパクト 低炭素社会実現に向けて、当社では水素インフラの構築に必要な技術開発を行っています。
今回の発表では、水素を大量に貯蔵・輸送するために必要な水素吸蔵材料の開発状況について紹介しました。当社で開発中の多孔性金属錯体(Porous Coordination Polymers、以下PCP)は、有機分子と金属イオンで3次元骨格を組み上げたもので、その空隙(細孔)に水素を貯蔵することが出来ます。PCP系ではトップレベルの水素吸蔵値を実現しており、その成果を発表しました。
本発表で当社の水素吸蔵材料開発技術への取り組みが高く評価され、受賞に至ったものです。
発表題目:"Development of Hydrogen Storage and Transportation Systems -Hydrogen Storage Properties of Porous Coordination Polymers-"

TOCAT6/APCAT5における発表

発表概要 7月18日~23日に開催されたTOCAT6/APCAT5において、Z-FORMING触媒の開発結果について発表しました。
インパクト 当社は、軽質ナフサから芳香族炭化水素を製造するために、Z-FORMING触媒を開発してきました。今回、触媒の分子軌道計算により触媒性能を説明し、その手法が新たな高性能触媒の開発に有効であることを紹介しました。本発表において、当社の技術力の高さと触媒開発への取り組みをアピールしました。
発表題目:A Combined Theoretical - Experimental Study to Understand and Improve the Performance of the Z-FORMING Metallosilicate Catalyst
発表概要 7月18日~23日に開催されたTOCAT6/APCAT5において、当社が開発した減圧軽油の脱硫触媒について発表しました。
インパクト 当社はサルファーフリー燃料を製造するために脱硫触媒の開発を行っています。減圧軽油の脱硫装置はガソリンを製造する流動接触分解装置の前処理であり、そこで使用される触媒には脱硫と脱窒素の両活性が要求されます。本研究では、担体の改良および金属担持を工夫することで、従来の触媒よりも高い脱硫と脱窒素活性を有する触媒を開発しました。この触媒は現在製油所で使用され、従来触媒よりも高性能を発揮しています。
発表題目:Development of Catalyst for Hydrodesulphurization of Vacuum Gas Oil

夏休み親子科学教室

発表概要 8月12日(木)中央技術研究所にてグループ社員の子弟を対象にした「夏休み親子科学教室」を実施しました。
インパクト 毎年夏休み、中央技術研究所では、グループ社員の子弟を対象に「親子科学教室」を実施しています。今年も猛暑の中、20組のご家族が参加されました。蒸留の仕組みがわかる実験、潤滑油のはたらきを体感する実験、燃料電池の仕組みがわかる実験、マイクロカプセルを実際につくってみる実験等、実際に目で見て手で触れる実験に子どもたちは喜んでいました。

2010年7月

本牧小学校カルチャーランドでの「子ども科学教室」実演

発表概要 7月21日(水)本牧小学校にて行われたカルチャーランドにて「子ども科学教室」を実演した。
インパクト 本牧小学校では、毎年夏休みに、父兄、グループ、企業等が手助けし、教室で様々な催し物をするカルチャーランドを実施します。中央技術研究所では、2007年から、このカルチャーランドで「子ども科学教室」を実演しています。今年は、例年にない猛暑で教室内も気温が30度を超える状況でしたが、子どもたちは元気に講師の質問に手を上げて答えていました。また、潤滑油のはたらきを体感する実験、燃料電池の仕組みがわかる実験、マイクロカプセルを実際につくってみる実験等、実際に目で見て手で触れる実験に歓声をあげて喜んでいました。

2010年6月

第4回工業触媒研究会 研修会における講演

発表概要 6/11~6/12に行われた第4回工業触媒研究会研修会にて、当社研究員が燃料電池用水素製造触媒について依頼講演を行いました。
インパクト 当社では家庭用燃料電池システムにおいて、燃料電池の運転条件下で家電並みの耐久性10年を目標に水素製造触媒の自社開発を行っています。本講演では、当社独自の触媒開発やその寿命予測法を水蒸気改質とCO選択酸化を例に紹介しました。また、複雑な燃料電池システムにおいて、触媒を劣化させずに安定して運転できる利用技術も紹介しました。これらの技術の確立により、当社開発触媒を搭載した家庭用燃料電池システムを商品化したことを報告しました。
題目:家庭用燃料電池向け水素製造触媒の開発

当社社員が石油学会から第53回石油学会年会JPIJSポスターセッション 優秀発表賞 を受賞

発表概要 第53回石油学会年会JPIJSポスターセッションにおける「灯油の室温吸着脱硫剤の開発2」の発表で「優秀発表賞」を受賞しました。
インパクト 当社は、家庭用燃料電池システムにおいて、燃料電池の運転条件下で家電並みの耐久性10年を目標に水素製造触媒の自社開発を行ってきました。今回受賞した技術は、水素製造触媒のうち最も難易度が高い灯油の脱硫触媒に関するものです。その中でも次世代向けの研究テーマとして注目されている室温吸着脱硫剤において有望な材料を見出したことが高く評価され、受賞に至ったものです。

熱処理油のISO規格化に当社社員が貢献

発表概要 上海での国際会議にて、当社社員が(社)熱処理技術協会の一員として熱処理冷却剤の冷却性能測定方法をISO規格にするための提案を行いました。
インパクト 熱処理冷却剤の冷却性能の測定は重要な評価項目であり、アジアの多くの国でJIS規格が採用されています。ISO化によって産業の国際化が一層図られるため、経済産業省の支援を受けてJIS規格をISO規格化とする活動が行われています。当社社員もこの活動に積極的に関わっており、5月に開催された中国(上海)での国際会議に参加、ISO規格化に貢献しました。

Society for Information Display 2010において当社研究員が成果発表

発表概要 2010年5月23日~28日に開催されたSociety for Information Display 2010において、当社研究員が液晶ディスプレイの画質を向上するフィルム「NVフィルム」について発表しました。
インパクト 当社は、機能化学品事業の1つとして、1988年より液晶ディスプレイ(LCD)用画質向上フィルムの研究開発に着手し、1996年よりSTN-LCD用「LCフィルム」、1998年よりTN-LCDおよびECB-LCD用「NHフィルム」を製造・販売してきました。本発表では新たにIPS-LCDおよびVA-LCD用に「NVフィルム」を開発し、優れた画質が実現できることを報告しました。本発表を通して、当社の技術力と光学フィルム開発の取り組みをアピールしました。

発表題目:Viewing-Angle Compensation of IPS and Circularly Polarized VA-LCDs Using a Novel Ultra-Thin Homeotropically Aligned Liquid-Crystalline Polymer Film

日本顕微鏡学会第66回学術講演会において当社研究員が成果発表

発表概要 2010年5月23日~26日に開催された日本顕微鏡学会第66回学術講演会において当社研究員が電子顕微鏡等による潤滑膜の研究成果の発表を行いました。
インパクト 油圧機器に用いられる作動油には「省エネルギー化のための低い摩擦係数」および「機械損傷を防ぐための高い耐摩耗性」の相反する性能が要求されます。金属表面に生成させた潤滑膜(作動油添加剤と金属との反応皮膜)について、電子顕微鏡など各種分析手法を組み合わせて潤滑膜の表面、断面の組成・構造を解明しました。解明した結果から、潤滑膜の組成・構造と作動油性能のひとつである摩擦係数とに相関関係があることを見出しました。本発表において当社の技術力の高さをアピールできました。
題目:省エネルギー型潤滑油により形成された薄膜の化学状態の分析

2010年5月

日本フルードパワーシステム学会にて当社研究員がフェロー認定

発表概要 2010年5月28日に開催された日本フルードパワーシステム学会40周年記念式典において、当社研究員がフェローの認定を受けました。
インパクト 日本フルードパワーシステム学会は、油圧に関連する技術の発展を目標に活動しています。本年は学会創立40周年にあたり、企業研究者及び大学研究者から、これまで油圧技術の進展に貢献した40名をフェローとして認定され、油圧作動油メーカーからは、当社研究員のみが認定されました。当社の省エネルギー作動油の開発(平成17年度技術開発賞受賞)など油圧技術の発展に対する貢献が評価され、油圧業界において当社の技術的認知度をさらに向上させることができました。

石油学会 第15回JPIJSポスターで当社研究員2名が発表

発表概要 2010年5月20日に開催された第15回JPIJSポスターにおいて、当社研究員が家庭用燃料電池向けの灯油の室温吸着脱硫剤の開発(2件)について発表しました。
インパクト 当社では家庭用燃料電池システムにおいて、燃料電池の運転条件下で家電並みの耐久性10年を目標に水素製造触媒の自社開発を行っています。本発表では、水素製造触媒のうち最も難易度が高い灯油の脱硫触媒を取り上げ、次世代向けの技術として注目されている室温吸着脱硫剤において有望な材料を見出したことを報告しました。本発表において、当社の技術力の高さと触媒開発の取り組みをアピールしました。

題目:灯油の室温吸着脱硫剤の開発1
灯油の室温吸着脱硫剤の開発2

日本化学会第90春季年会で当社研究員が発表

発表概要 近畿大学にて開催された日本化学会第90春季年会において、2010年3月27日に当社研究員が水素社会に向けた水素吸蔵材料の開発について発表しました。
インパクト 低炭素社会実現に向けて、当社では水素インフラの構築に必要な技術開発を行っています。水素を大量に貯蔵・輸送するための要素技術として水素吸蔵材の開発を行っており、今回は炭素系材料と金属ナノ粒子の二つのアプローチについて開発状況を紹介しました。炭素系材料についてはリチウム導入で水素への親和性を上げたこと、金属ナノ粒子では水素吸蔵量の多いバナジウムのナノ粒子化による水素放出特性の改善検討について報告しました。本発表で当社の水素貯蔵技術開発への取組みをアピールしました。
題目:水素社会に向けた水素吸蔵材料の開発

World Hydrogen Energy Conference 2010で当社研究員が発表

発表概要 ドイツEssenにて開催されたWorld Hydrogen Energy Conference 2010において、2010年5月20日に当社研究員がNippon Oil's activities toward realization of hydrogen societyについて発表しました。
インパクト 当社では地球温暖化防止など世界規模の環境保全、排気エミッションクリーン化による都市環境の改善、エネルギー源の多様化によるエネルギーセキュリティ担保などに対応するため、水素社会の構築に取り組んでいます。本発表では、当社が取り組んでいる水素インフラの構築に向けた「高圧水素輸送」「水素貯蔵材」「有機ハイドライド」などの水素貯蔵・輸送技術の開発について紹介し、当社の総合エネルギー会社としての技術力をアピールしました。
題目:Nippon Oil’s Activities toward Realization of Hydrogen Society

「長寿命油圧作動油の最新動向と管理基準」の解説記事掲載

発表概要 (社)フルードパワー工業会の機関誌の技術講座に「長寿命油圧作動油の最新動向と管理基準」の解説記事が掲載されました。
インパクト 油圧システムは、動力源として優れており、様々な機械で使用されています。(社)フルードパワー工業会は、油圧システムメーカー、建機メーカーなどで構成されており、本工業会の機関誌の技術講座に「長寿命油圧作動油の最新動向と管理基準」の解説記事が掲載され、油圧作動油メーカーである当社の存在をアピールできました。

「平成22年度科学技術分野の文部科学大臣表彰 科学技術賞 開発部門」を受賞

発表概要 「超低硫黄ガソリン製造のための選択的水素化脱硫触媒の開発」により、「平成22年度科学技術分野の文部科学大臣表彰 科学技術賞 開発部門」を受賞しました。
インパクト 当社は国内で唯一、自社技術のみでガソリン・軽油のサルファーフリー化(=硫黄分10ppm以下)を達成しています。当社が開発した「ROK-Finer」は、オクタン価の低下を抑制し、低硫黄化の反応を向上させるように、新しい触媒を開発し、その触媒の性能を最大限発揮させるようプロセス条件を最適化したものです。
本プロセスは当社の仙台、根岸、水島の各製油所で稼動を開始し、全ての装置が順調に運転を継続、環境に優しい、よりクリーンなガソリンをお客様に提供しています。

日本エネルギー学会誌にサルファーフリーガソリンの総説が掲載

発表概要 石油系燃料油及び重質油のクリーン化技術の最近の進展に関する特集において、当社が開発した「ROK-Finer」の知見からサルファーフリーガソリンの総説を投稿しました。
インパクト 当社は国内で唯一、自社技術のみでガソリン・軽油のサルファーフリー化(=硫黄分10ppm以下)を達成しています。
このうち、ガソリンのサルファーフリー化に貢献している「ROK-Finer」は、FCCガソリンの脱硫プロセスであり、オクタン価の低下を抑制し、低硫黄化の反応を向上させるように新しい触媒を開発し、その触媒の性能を最大限発揮させるようプロセス条件を最適化したものです。
この「ROK-Finer」開発の知見から、2010年3月の日本エネルギー学会誌に、サルファーフリーガソリンの製造について、触媒とプロセスの両面から総論を投稿しました。
なお、本プロセスは当社の仙台、根岸、水島の各製油所で稼動を開始し、全ての装置が順調に運転を継続、環境に優しい、よりクリーンなガソリンをお客様に提供しています。

2010 SAE World Congressにおいて当社研究員が研究成果発表

発表概要 2010年4月13日~15日に開催された2010 SAE World Congress(デトロイト)で、当社研究員が燃料中のトルエンにHCCI燃焼を安定させる効果があることを発表いたしました。
インパクト 省燃費で低NOx排出を実現する予混合圧縮自己着火(HCCI)エンジンは高負荷での運転が難しいことが課題となっています。新日本石油では燃料の組成で高負荷運転を可能とする「二段階高温酸化反応」の研究を行っており、燃料中のトルエンに負荷変動の安定化効果があることを確認しました。本発表において当社の技術力の高さをアピールいたしました。
題目:Stabilization of High Temperature Heat Release CA50 and Combustion Period against Engine Load with the Dosage of Toluene in Fuel (論文番号SAE 2010-01-0575)

2010年4月

2010年度日本農芸化学会大会において当社研究員が成果発表

発表概要 2010年3月27日~30日に開催された2010年度日本農芸化学会大会において、当社研究員が酵母によるキシロース発酵技術に関する研究について発表しました。
インパクト セルロース系バイオマスからエタノールを生産する場合、酵母はセルロース系バイオマスの構成成分であるキシロースを発酵できないために改良が必要になります。当社は安全性の高いキシロース資化性酵母の開発のため、自身の持つ遺伝子を活用することで、高収率でバイオマスからエタノールを生産することに成功しました。本発表において当社の技術力の高さをアピールしました。
題目:内在遺伝子を活用したキシロース資化性サッカロマイセス酵母の開発

触媒学会 第105回触媒討論会で当社研究員が発表

発表概要 2010年3月24日~25日に開催された第105回触媒討論会において、当社研究員が家庭用燃料電池向けCOシフト触媒の開発、および寿命予測について発表しました。
インパクト 当社では家庭用燃料電池システムにおいて、燃料電池の運転条件下で家電並みの耐久性10年を目標に水素製造触媒の自社開発を行っています。本発表では、水素製造触媒のうちCOシフト触媒を取り上げ、触媒寿命の予測法を確立したことと、前記方法により10年以上の耐久性を有することが見込まれたことを説明しました。本発表において、当社の技術力の高さと触媒開発の取り組みをアピールしました。
題目:COシフト触媒の開発 ~反応シミュレータ構築と寿命予測~

日本化学会 第90春季年会で当社研究員が発表

発表概要 2010年3月26日~29日に開催された日本化学会 第90春季年会において当社研究員が高勾配磁気分離機によるFCC廃触媒削減技術について発表しました。
インパクト FCC装置で使用される触媒は、原料油の重質化に伴い年々増加しています。その触媒を高勾配磁気分離機によって分離する技術を開発し、FCC装置の性能を変化させることなく、年間600トン以上の製油所廃棄物削減に貢献しています。本発表において当社の技術力の高さと廃棄物削減へ取り組む当社の姿勢をアピールしました。
題目:高勾配磁気分離機によるFCC廃触媒削減技術

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