研究開発トピックス

2012年度

2013年3月

第14回日本クウェート合同セミナーにて発表

発表概要 2013年1月15日~16日にクウェートで開催された第14回日本クウェート合同セミナーにおいて、当社研究員が有機ハイドライドを用いた水素貯蔵・輸送技術について発表しました。
インパクト 当社では水素インフラ構築に向けて、有機ハイドライドを用いた水素の貯蔵・輸送技術の開発に取り組んでいます。有機ハイドライドとは水素を化学的に貯蔵できる有機化合物であり、それを用いることで水素を取扱い容易な液体として貯蔵・輸送することができます。本発表では、クウェート国営石油会社とクウェート科学研究所の研究員に向けて、当社での検討状況について紹介しました。
題目:Hydrogen storage and transport technology based on organic hydride

新規Ni系改質触媒に関する論文掲載【第2報】

発表概要 Applied Catalysis A: Generalの453号に新規Ni系改質触媒であるNiペロブスカイト触媒についての論文が掲載されました。
インパクト 早稲田大学の関根研究室との共同研究において、新規Ni系改質触媒としてNi/La0.7Sr0.3Al3-δ触媒がトルエンの水蒸気改質反応において高活性、および耐コーク性を示すことを見出しています。今回は、活性向上や炭素析出抑制における担体の役割を解明しました。同位体H218Oを用いて過答応答試験を実施し、ペロブスカイト担体の格子酸素が反応に寄与し、redox機構により反応が促進されていることが判明しました。活性化エネルギーが800Kで変化し、高温域ではペロブスカイト担体の格子酸素を用いたredox機構で、低温域ではLangmuir-Hinshelwood機構で反応が進んでいることが明らかとなりました。
題目:Role of support lattice oxygen on steam reforming of toluene for hydrogen production over Ni/La0.7Sr0.3Al3-δ catalyst
掲載場所:Applied Catalysis A: General 453 (2013) 60-70

ENEOS Technical Reviewに分析技術を掲載

発表概要 ENEOS Technical Review(第55巻 第1号 2013年2月)に過酸化物価の自動測定技術について掲載されました。
インパクト 過酸化物価は燃料油の酸化劣化の指標となる重要な物性です。しかし、従来の測定は目視で色の変化を読み取る方法で、軽油のような着色試料の場合、色の変化を正確に判断することが難しく測定できませんでした。そのため電気的に測定する試験方法が制定されました。さらに当社では、自動で10試料測定できる試験装置を開発しました。これにより、着色試料も迅速に効率よく測定することが可能となりました。
題目:過酸化物価 自動測定技術の確立

「子ども科学教室」元街小学校出張授業

発表概要 2月13日、元街小学校にて、「ENEOS子ども科学教室」を5年生94名の生徒を対象に実施しました。
インパクト 中央技術研究所では、近隣の小学生を対象に、科学への興味や関心を拡げてもらおうと燃料油、潤滑油、石油化学、燃料電池の4つのテーマで「子ども科学教室」を実施しています。今回は燃料油の脱硫実験、燃料電池による発電実験、石油化学のマイクロカプセル実験等を行いました。生徒たちは脱硫実験では、茶褐色に濁った液体が吸着材を通った後、透明になる様子や、石油化学実験では2種の液体をまぜるとできるカプセルができることにびっくりしていました。

「子ども科学教室」間門小学校5年生来所

発表概要 1月16日~18日、中央技術研究所に間門小学校5年生が来所し、「ENEOS子ども科学教室」を実施しました。
インパクト 中央技術研究所では、近隣の小学校を対象に子どもたちの科学への興味や関心を拡げてもらおうと「子ども科学教室」を実施しています。今回は、横浜市立間門小学校5年生3クラス(100名)が1クラスずつ3日にわたって来所しました。石油に関するDVD鑑賞のあと、蒸留、潤滑油、燃料電池、マイクロカプセルと4つの実験を行い、実験後は、燃料電池車に試乗しました。

2012年12月

MH 2012にて当社研究員が発表

発表概要 2012年10月21日~10月26日に京都テルサで開催されたMH2012(MH:Metal-Hydrogen Systems)において、当社研究員が多孔性炭素材を用いた水素貯蔵技術について発表しました。
インパクト 当社は、水素インフラ構築に向けて水素の貯蔵・輸送技術開発に取り組んでいます。水素を効率的に輸送するための要素技術として、多孔性炭素材を用いた水素貯蔵技術を開発中であり、本発表においては炭素材と水素との親和性を向上させる技術について報告しました。
題目: Synthesis of KOH-activated porous carbon materials and study of hydrogen adsorption

2012石油製品討論会での共同研究成果発表

発表概要 2012年11月29日~30日に国立オリンピック記念青少年総合センター(東京)にて開催された2012石油製品討論会において当社研究員が高速・高分離GC※1システムの開発について発表致しました。
インパクト ガソリン・灯油・軽油などの燃料油を構成する成分の分析にGC分析は不可欠であり、開発、製造、品質保証など様々な場面で活用されています。また、高い定量性と短時間での結果判明が求められます。しかし、現状のGCシステムでは結果判明まで3時間を要する分析もあります。そこで、高い定量性(高分離)と短時間(高速)での分析を可能としたGCシステムをJST※2の研究成果展開事業として開発しています※3。開発したGCシステムを用いると3時間を要した分析が30分に短縮できる見込みです。
  1. ※1GC:ガスクロマトグラフィー
  2. ※2JST:独立行政法人科学技術振興機構
  3. ※3本研究は株式会社島津製作所、日本大学生産工学部、首都大学東京都市環境学部と共同
題目:高速・高分離マルチカラムGCシステムの開発と燃料油分析への応用

近隣町内自治会への研究所見学会開催

発表概要 2012年11月15日(木)に近隣町内自治会への研究所見学会を開催しました。
インパクト 地域の皆様に研究所見学会を開催いたしました。見学会では、総合エネルギー企業としてエネルギーを効率的かつ安定的にお客様にお届けするための研究所の取り組みと「子ども科学教室」など地域貢献活動の報告を行いました。地域の皆様の中には、当社の研究を初めて知っていただいた方も多く、大変熱心に説明に耳を傾けていただきました。

2012年11月

第48回触媒フォーラムにおいて当社研究員が講演

発表概要 2012年10月26日に千葉で開催された第48回触媒フォーラムにおいて、当社研究員が製油所の余剰留分から化学品を生産する新規プロセスの研究について講演を行いました。
インパクト 当社では国内の燃料油需要の減退と世界的な化学品需要の増大に対応するため、製油所の余剰留分から化学品を生産することを目的にCRI(Chemical Refinery Integration)と名付けた活動を行ってきました。この活動の中で新規なプロセスとして重油基材から主にプロピレン・ブチレンを製造するHS-FCC(高過酷度接触分解)プロセスや重油基材から主にBTX(ベンゼン・トルエン・キシレン)を製造するFCA(流動接触芳香族製造)プロセスの研究も行っており、それぞれ商業化を目指しています。本講演ではこれらのプロセス開発について紹介し、当社の技術力をアピールしました。
発表題目:石油精製と石油化学の連携に関わるプロセス開発

創立90周年記念第64回日本生物工学会にてパネル展示

発表概要 2012年10月24日~26日に神戸国際会議場で開催された創立90周年記念第64回日本生物工学会において、「Panaferd-AXの開発」に関するパネル展示を行いました。
インパクト アスタキサンチンは赤色のカロテノイドであり、サケ、マダイなど養殖魚の色調を改善するための飼料添加物して広く利用されています。当社では、アスタキサンチンを産生する独自の菌を発見し研究開発を進め、現在、発酵生産により飼料用アスタキサンチン「Panaferd-AX」を販売しています。本パネル展示では、Panaferd-AXの開発の経緯について説明し、当社の発酵技術、製品の紹介を行いました。
題目:Panaferd-AXの開発

第2回CSJ化学フェスタにおいて当社研究員が発表

発表概要 2012年10月14日~17日に東京工業大学で開催された第2回CSJ化学フェスタの企業R&D紹介企画において、当社研究員が当社の研究テーマ(光学フィルム、ポリマー微粒子)を紹介しました。
インパクト 当社では、燃料や潤滑油、燃料電池の他にも機能化学品の研究・開発を行っています。当社の機能化学品事業をアピールするために“企業の研究紹介”を目的としている本企画に出展しました。 当社の多岐にわたる機能化学品事業の中で、今回は光学フィルムとポリマー微粒子の2テーマを出展しました。液晶ディスプレイ(LCD)の見やすさの改良に成功した光学フィルム、また粒子径が均一なポリマー微粒子を紹介し、当社の技術力と機能化学品事業への取り組みをアピールしました。
題目:
  • 液晶ディスプレイ用光学フィルム
  • 均一粒径架橋アクリル微粒子ENEOSユニパウダー

石油学会2012年秋田大会での発表

発表概要 2012年10月11日~12日に秋田キャッスルホテルにて開催された石油学会2012年秋田大会において、香川大学より当社との共同研究成果が発表されました。
インパクト 自動車をはじめ様々な機械システムに軸受(ベアリング)が用いられています。近年、軸受の運転環境は高速化、高温化などたいへん厳しくなっており、潤滑油剤の高性能化による軸受の長寿命化が求められています。当社は、半固体状グリースで軸受を潤滑する場合の軸受長寿命化を目的に、設計パラメーターと軸受寿命の関係や潤滑メカニズムを香川大学若林研究室と共同で研究をしてきました。軸受寿命を向上させるための添加剤処方技術を基礎的に検討し、基盤研究の技術力の高さと環境対応に対する取り組みをアピールしました。
発表題目:金属新生面によるグリースの分解と水素発生挙動におよぼす基油と添加剤の影響
発表概要 2012年10月11日~12日に秋田キャッスルホテルにて開催された石油学会2012年秋田大会において、当社研究員がアミド系ゲル状潤滑剤の潤滑特性について発表しました。
インパクト 二酸化炭素排出削減など地球規模での環境対策が急務となっています。産業機械や輸送機械システムで省エネルギー化が求められ、潤滑油剤についても新しい低摩擦化技術が求められています。アミド系ゲル状潤滑剤は、特異な低摩擦特性を示す新しい油剤で、その潤滑特性と設計パラメーターの関係について、岩手大学森研究室と共同で研究してきました。低摩擦特性を維持しつつ、耐摩耗性を向上させるための添加剤処方技術を基礎的に検討し、基盤研究の技術力の高さと環境対応に対する取り組みをアピールしました。
発表題目:アミド系ゲル状潤滑剤の添加剤共存下でのトライボロジー特性

第42回石油・石油化学討論会にて当社研究員が発表

発表概要 2012年10月11~12日に秋田キャッスルホテルにて開催された第42回石油・石油化学討論会において、当社研究員がセルロース系バイオエタノール生産に用いるキシロース資化酵母の開発について発表しました。
インパクト セルロース系バイオマスは、醸造用酵母(Saccharomyces cerevisiae)が利用できない糖(キシロース)を含むため、エタノール収量増加には醸造用酵母へキシロース資化能の付与が必要です。我々はキシロース資化能を付与した酵母を作製し、さらに、個々のキシロース資化遺伝子を過剰発現させ、キシロースからのエタノール生産に与える影響を報告しました。本発表において、当社のセルロース系バイオエタノール生産技術への取組みをアピールしました。
発表題目:醸造用酵母のキシロース資化内在性遺伝子の過剰発現

2012年10月

日本マリンエンジニアリング学会第82回学術講演会で発表

発表概要 2012年9月19日~21日に高松で開催された日本マリンエンジニアリング学会学術講演会にて当社研究員が研究発表を行いました。
インパクト 現在、自動車を中心とした省燃費化技術の研究・開発が進められていますが、近年船舶においてもCO2排出量の規制化や燃料コスト削減を視野に入れた省燃費化技術が注目され始めています。当社は潤滑油の面から省燃費化を図るべく省燃費舶用エンジン油の開発を進めており、その中の一油種である省燃費シリンダ油のツネイシHDとの共同実船試験の結果を本学会にて発表しました。大型船でのエンジンオイルによる省燃費実船データの公開は殆どされておらず、今回の発表は参加者から大きな注目を集めました。
発表題目:燃費型シリンダ油の実船による実証試験

トライボロジー会議2012秋季大会で当社研究員が発表

発表概要 9月16日~18日に室蘭工業大学で開催されたトライボロジー会議2012秋季大会において、当社研究員が「アミド系ゲル状潤滑剤の潤滑特性」について発表しました。
インパクト 様々な機械で省エネルギー化が求められ、潤滑油剤についても新しい低摩擦化技術が求められています。アミド系ゲル状潤滑剤は、特異な低摩擦特性を示す新しい油剤で、その潤滑特性について、岩手大学 森研究室と共同で研究してきました。低摩擦特性を維持しつつ、耐摩耗性を向上させるための添加剤処方技術を基礎的に検討し、基盤研究の技術力の高さと環境対応に対する取り組みをアピールしました。
発表題目:添加剤共存下におけるアミド系ゲル状潤滑剤の境界潤滑特性
発表概要 9月16日~18日に室蘭工業大学で開催されたトライボロジー会議2012秋季大会において、当社研究員が「ヒンダードアミン光安定化剤によるエンジン油の酸化安定性の向上」について発表しました。
インパクト ヒンダードアミン光安定化剤(HALS)は、ラジカル捕捉剤として多くの高分子材料に使用されています。HALSは硫黄化合物と併用すると拮抗作用を示すことが知られています。一方、弊社では、高性能エンジン油「SUSTINA」にも採用された硫黄を含有しないジアルキルリン酸亜鉛(ZP)を中心とした新たな添加剤技術の開発を進めています。潤滑油が光に曝されることはありませんが、ZPとHALSの併用により、HALSのラジカル捕捉剤としての機能を効率的に作用させることを見出しました。本発表では、従来技術と比較して少ない添加剤量でエンジン油の酸化安定性が向上することを示しました。
題目:ヒンダードアミン光安定化剤によるエンジン油の酸化安定性の向上(第一報)
発表概要 9月16日~18日に室蘭工業大学で開催されたトライボロジー会議2012秋季大会において、当社研究員が「潤滑油での低摩擦化技術」について発表しました。
インパクト 自動車の省燃費技術であるエンジン低摩擦化を実現するうえで、潤滑油の役割が注目されています。現在潤滑油での低摩擦化技術としては、添加剤MoDTC(モリブデンジチオカーバメート)を利用したMoS2(二硫化モリブデン)皮膜形成によるものが主流ですが、当社はこのMoS2がMoDTC以外の化合物からの硫黄供給なしでも生成しうることを実験的に確認し本学会にて発表を行いました。これは、当社独自添加剤技術であるZP(ジアルキルリン酸亜鉛)とMoDTCの組合せによる省燃費化技術を裏付けるものです。
発表題目:硫黄を含有しないジアルキルリン酸亜鉛(ZDP)の摩擦特性に与えるモリブデンジチオカーバメート(MoDTC)の影響について
発表概要 9月16日~18日に室蘭工業大学で開催されたトライボロジー会議2012秋季大会において、当社研究員が「潤滑油添加剤から形成された反応皮膜分析に関する研究成果」について発表しました。
インパクト 金属同士の摩擦・摩耗・焼付きを防ぐため、潤滑油には添加剤が配合されており、添加剤の作用により金属表面にnmオーダー(1nm=0.000001mm)の反応皮膜(トライボフィルム)を形成しています。潤滑性能に優れた潤滑油の開発には添加剤の種類や組み合わせに由来する反応皮膜の構造解明が重要であり、高度な分析技術・様々な分析機器を駆使し取り組んでいます。本発表では、リン系添加剤から形成された反応皮膜の組成について報告しました。
題目:リン系添加剤から形成されたトライボフィルムの深さ方向分析

2012年9月

ZMPC2012にて当社研究員が発表

発表概要 2012年7月28日~8月 1日に広島で開催されたZMPC2012(International Symposium on Zeolites and MicroPorous Crystals)において、当社研究員が膜分離プロセスを用いた水素製造技術について発表しました。
インパクト 当社では製油所での水素製造を基点とする水素インフラ構築に向けて、CO2フリー水素の製造技術開発に取り組んでいます。燃料電池自動車向けの高純度水素を従来よりも効率よく精製し、同時に副生CO2を回収できる膜分離プロセスを開発しており、本発表では、膜分離プロセスに用いるゼオライト膜の開発についてPRを行いました。
題目:Development of a hydrogen purification system with hybrid membrane

第73回応用物理学会学術講演会での共同研究成果発表

発表概要 2012年9月11~14日に松山大学(愛媛)で開催された第73回応用物理学会学術講演会で、有機薄膜太陽電池材料に関する広島大学との共同研究成果を発表。
インパクト 有機薄膜太陽電池材料として広島大学と共同研究開発中の光電変換ポリマー材料に関して、この材料を使った太陽電池の変換効率がポリマー材料の配向性に依存していること、さらに、配向性がポリマー材料の側鎖構造の調整により制御できる可能性があることを示す研究成果を報告しました。
題名:チアゾロチアゾール系半導体ポリマーの側鎖による配向制御とOPV特性

第61回高分子討論会での共同研究成果発表

発表概要 2012年9月19日~21日に開催された第61回高分子討論会(名古屋工業大学)において、当社と山梨大とのナノファイバー製造に関する共同研究の成果を発表。
インパクト 当社では、山梨大・鈴木章泰教授と、炭酸ガスレーザーを用いた超音速延伸法によるポリオレフィンナノファイバーの製造技術を共同で開発しております。本発表においては、新規に開発したマルチ延伸装置を用いて、ナノファイバーを捕集するコンベアー速度や延伸速度などの条件を変化させることで、均一なナノファイバーシートの作製条件を検討した結果について報告しました。
題目:炭酸ガスレーザー超音速マルチ延伸装置で作製したPPナノファイバーシートについて

ZMPC2012において当社研究員が発表

発表概要 2012年7月28日~8月 1日に広島で開催されたZMPC2012(International Symposium on Zeolites and MicroPorous Crystals)にて、パラキシレン選択的合成用ゼオライトについてポスター発表しました。
インパクト ペットボトル等の原料となるパラキシレンの需要は年々拡大し、生産工程の効率化が求められています。表面をシリカで被覆したZSM-5ゼオライトは、トルエンをメチル化するとき、キシレン中のパラキシレン純度が99.9%となります。当社ではこのゼオライトを用いて、メチル化剤の検討を行いました。メチル化剤には一般的にメタノールが用いられますが、ジメチルエーテルを用いることで99.9%のパラキシレン選択率を維持したまま、メタノールよりも100℃以上低い温度で反応が進行することを見出しました。
題目:Toluene methylation over silica-modified ZSM-5

第82回マリンエンジニアリング学術講演会にて当社研究員が発表

発表概要 2012年9月19~21日に高松で開催された第82回マリンエンジニアリング学術講演会において、当社研究員がバンカー重油の燃焼性評価に関して発表しました。
インパクト 国内の石油製品の需要構造の変化、および精製設備の高度化により船舶用燃料(以下バンカー重油)を製造する際に使用する基材構成の変化が予想されています。特に流動接触分解装置から得られる芳香族分の多い基材の比率が増加し、バンカー重油の燃焼性への影響が懸念されています。そこで、バンカー重油の基材構成の違いが燃焼性に与える影響を評価し、品質確保のための新たな指標を見出しました。
発表題目:バンカー重油の燃焼性評価

「子ども科学教室」東台小学校出張授業

発表概要 「子ども科学教室」東台小学校出張授業
インパクト 中央技術研究所では、近隣の小学校を対象に「子ども科学教室」を実施しています。今回9月13日、横浜市立東台小学校にて、「ENEOS子ども科学教室」を実施しました。5年生3クラス118(名)を対象に石油についてのDVDを鑑賞後、潤滑油のはたらきを体感する実験、燃料電池の仕組みがわかる実験、マイクロカプセルを実際につくる実験を行いました。燃料電池の実験では、電気と熱ができる様子や燃料電池の利用方法のお話をするなど実験を通じて科学の面白さや環境への取り組みを楽しく学習してもらいました。

2012年8月

14th International Refrigeration and Air Conditioning Conference at Purdueでの発表

発表概要 7/15~7/19にアメリカのPurdue大学で開催された14th International Refrigeration and Air Conditioning Conference at Purdueにおいて、当社研究員がR32用冷凍機油の開発に関する発表を行いました。
インパクト 冷凍空調機器に使用される冷媒の大気への漏洩が地球温暖化に及ぼす影響は年々大きくなっています。現在、家庭用ルームエアコンに使用される冷媒は二酸化炭素に比べて温室効果が約2,000倍と大きく、地球温暖化防止に向けて温室効果の小さい冷媒の適用が検討されています。その中でもR32は有力な代替冷媒候補となっていますが、R32には現行の冷凍機油との相溶性が不十分という課題がありました。当社はこの課題を克服した新規冷凍機油の開発に成功しました。この新規冷凍機油の特性を発表し、全世界の冷凍空調機器メーカーに当社の技術力をアピールしました。
発表題目:Development of Refrigeration Oil for Use with R32

2012年合成金属の科学と技術に関する国際会議(ICSM 2012)での発表

発表概要 2012年7月8~13日に米国・ジョージア工科大学で開催されたICSM2012で、有機薄膜太陽電池材料に関する広島大学との共同研究成果を発表しました。
インパクト 有機薄膜型太陽電池では光電変換ポリマー材料が光を吸収し電気に変換するという重要な役割を果たします。広島大学と共同開発中であるホール移動度が高い新規ポリマー材料について、分子量の制御方法、分子量と太陽電池効率の関係などの研究成果を報告しました。
題目:Drastic Change Of Molecular Orientation On a Thiazolothiazole Copolymer by Molecular-Weight Control and Blending with PC61BM Leads to High Efficiencies in Solar Cells.

中央技術研究所「夏休み親子見学会」を開催

発表概要 8月10日(金)、近隣小学校の小学5年生と保護者を対象とした「夏休み親子見学会」を開催しました。
インパクト 当所で初めて、当所の取り組みを地域住民に理解してもらい、地域社会との融和を図ることを目的として、近隣小学校の小学4~6年生と保護者を対象とした「夏休み親子見学会」を開催しました。17組37名の参加があり、ベンチプラントで石油精製のしくみを学び、電子顕微鏡でナノの世界を体感し、未来の車「水素の燃料電池車」に試乗し、研究所の技術の先端に触れ、感動してもらいました。

2012年6月

第32回絶縁油分科会研究発表会にて当社研究員が発表

発表概要 2012年6月15日に京都テルサで開催された第32回絶縁油分科会研究発表会において、当社研究員が低温特性に優れた高圧コンデンサ用絶縁油について発表しました。
インパクト 電力用の高圧コンデンサは、発電所や変電所等で利用されており、発送電時のロスを低減する役目があります。近年、新興国をはじめとした、より寒冷な地域で高圧コンデンサが使用されるようになってきたため、特に0℃以下で高い性能を発揮する絶縁油が求められています。当社の絶縁油SAS-60Eは、低温での性能に優れており、市場で高い評価を得ています。本発表では、SAS-60EのPRを行いました。
題目: 低温特性に優れた高圧コンデンサ用絶縁油

平成23年度石油学会技術進歩賞受賞

発表概要 当社の減圧軽油脱硫触媒の開発技術が(公社)石油学会に認められ、平成23年度技術進歩賞を受賞しました。
インパクト この度、「減圧軽油用の新規多成分系触媒の開発」により、公益社団法人石油学会の平成23年度「技術進歩賞」を受賞しました。技術進歩賞は、石油,天然ガスおよび石油化学工業において、技術開発または改良を行い、優れた業績をあげたものに授与されるものです。当社では、従来の減圧軽油用脱硫触媒に新たに複数の添加物を加えることで、従来触媒よりも高活性かつ安価な触媒の開発に成功しました。この技術の新規性・進歩性および商業6装置への触媒導入実績が、石油学会において高く評価されました。

自動車技術会の計測診断部門委員会において当社研究員が発表

発表概要 自動車技術会の計測診断部門委員会において、先端技術搭載ガソリンエンジンのアンチノック性に関して発表しました。
インパクト 将来の高過給ダウンサイジングを想定したエンジンのアンチノック性とその評価法を検討しました。最新の過給ダウンサイジングエンジンを搭載した車両は、ノック回避のために大幅に点火時期を遅くしていること、今回評価用に改造したエンジンでは過給圧80kPaでアンチノック性を評価することが望ましいこと等を見出しました。
題目:先端技術搭載ガソリンエンジンに対するアンチノック性指標
  1. 本研究は、経済産業省の補助金による一般財団法人石油エネルギー技術センターの技術開発事業の一環として行われたものです。

本牧南小学校科学クラブでの「子ども科学教室」実演

発表概要 7月5日(木)本牧南小学校にて行われた科学クラブで「子ども科学教室」を実演しました。
インパクト 本牧南小学校では、課外授業として、クラブ活動を行っています。中央技術研究所では、この科学クラブの時間で「子ども科学教室」を実演しています。好評だったため、今年で4回目の実演となりました。科学クラブは、小学4年生から6年生まで全員で14名であり、模擬原油の蒸留実験、燃料電池実験、マイクロカプセル実験の3つの実験には、どの子どもたちも興味を示し、喜んでくれました。

「子ども科学教室」梅林小学校出張授業

発表概要 6月27日、梅林小学校にて、「ENEOS子ども科学教室」を実施しました。
インパクト 中央技術研究所では、近隣の小学校を対象に「子ども科学教室」を実施しています。今回、新規(6校目)に車で30分ぐらい離れた横浜市立梅林小学校(磯子区)に出向いて、5年生3クラス(95名)を対象に「子ども科学教室」を実施しました。石油と環境の説明では、ENEOSの環境保全への取り組みを紹介し、その後、潤滑油のはたらきを体感する実験、燃料電池の仕組みがわかる実験、マイクロカプセルを実際につくってみる実験等、目で見て手で触れる実験に子どもたちは、歓声をあげて喜んでいました。

2012年5月

自動車技術会2012春季大会で発表

発表概要 2012年5月23日~25日に横浜で開催された自動車技術会春季大会において、当社とトヨタ自動車との共同研究成果を発表しました。
インパクト 自動車省燃費化技術の一つである過給直噴ガソリンエンジンでは、プレイグニッション(異常燃焼)の発生が懸念されています。当社は、トヨタ自動車との共同研究で、プレイグニッション発生頻度に対するエンジンオイルの影響について検討を行うとともに、当該現象を模擬した机上試験法の確立を目指しています。本発表では、プレイグニッション発生頻度に対する基油および金属系清浄剤の影響、高圧示差熱分析の自然着火温度との相関性について報告しました。
発表題目:過給直噴ガソリンエンジンでの異常燃焼に対するエンジンオイル着火性の影響調査 第2報(発表者:トヨタ自動車)

2012年4月

日本顕微鏡学会第68回学術講演会において当社研究員が成果発表

発表概要 5月14日~16日につくば国際会議場で開催された日本顕微鏡学会第68回学術講演会において当社研究員が「水素化脱硫触媒の再生による活性低下原因の推定に関する研究成果」について発表しました。
インパクト 灯軽油中に含まれる硫黄分を除去(脱硫)するために水素化脱硫触媒が用いられます。当社では廃棄物削減の観点から使用後の触媒を再生・再利用していますが、再生後の触媒は新品と比べて脱硫能力が低下します。そこで、触媒について電子顕微鏡を中心に様々な手法を活用して分析することにより、脱硫能力低下の原因を推定するとともに、脱硫能力低下を抑制する再生条件の指針を見出しました。
題目:水素化脱硫触媒の再生に関する研究

第19回燃料電池シンポジウムにて当社研究員が発表

発表概要 2012年5月16日~17日にタワーホール船堀で開催された第19回燃料電池シンポジウムにおいて、当社研究員が電解質材料の耐久性に関する評価手法について発表しました。
インパクト 家庭用燃料電池システムの更なる普及に向けて、使用部材の低コスト化と高性能化を両立するための技術革新が望まれています。作動温度の高温化と加湿システムの簡素化に対応できる高性能電解質材料もそのひとつです。本発表では、このような新規の電解質材料の耐久性に関する評価法の検討結果として、従来の耐久評価法に加え、劣化因子となるラジカル種の生成を意図的に促進させるような耐久評価法を併用することを提案しました。本提案は今後の開発指標が得られる評価法として多くの関心を得ることができました。
題目:低加湿対応電解質材料開発のための標準評価法確立

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