水島製油所

環境への取り組み

環境方針

当社「グループ環境方針」のもと、持続可能な社会の形成を目指し、以下を当所の方針として取り組む。

  1. 1.環境関連法令の遵守
  2. 2.脱炭素社会形成への貢献
  3. 3.循環型社会形成への貢献
  4. 4.事業活動における環境保全の推進

2023年4月1日
ENEOS株式会社 水島製油所長

ISO認証取得

国際規格の環境マネジメントシステム「ISO14001」認証を複数製油所・製造所と一括で取得しております。

<登録活動範囲>

  • 石油製品(ガス、LPG、ナフサ、自動車用ガソリン、航空燃料、灯油、軽油、重油、硫黄、溶剤、アスファルト、C5F及び半製品、潤滑油基油及び潤滑油製品)並びに石油化学製品(ベンゼン、トルエン、一般キシレン、パラキシレン、ノルマルパラフィン、プロピレン及び半製品)、液化二酸化炭素、燃料用石油コークス、カルサインコークス及びSDAピッチの製造
  • LNGの貯蔵

環境対策設備

大気汚染防止設備

水島製油所では、加熱炉やボイラーの使用燃料に、製油所の各装置から副生するガスから硫黄分等を取り除いた精製ガスや低硫黄重油を使用しています。
また、排煙脱硝装置や電気集塵機、排煙脱硫装置により、更に大気汚染物質の排出削減に努めています。

水質汚濁防止設備

  • 排水処理設備では、石油精製設備より排出される排水から、主に硫化水素とアンモニアを除去します。
  • オイルセパレーターでは、排水中の油分を浮上分離して回収します。
  • 排水二次処理装置では、排水中の油分・COD、窒素、りんを凝集沈殿槽・加圧浮上槽・活性汚泥処理装置および嫌気性処理装置等により高度処理しています。

水島製油所の排水処理の特徴として、微生物の力を利用して排水中の汚染物質を吸収・分解する、バイオ排水処理設備(活性汚泥処理装置・嫌気性処理装置)を使用していることがあげられます。この活性汚泥処理装置や嫌気性処理装置により当所の排水は高度に浄化された後、公共用水域に排出しています。

炭化水素蒸散防止設備

地球温暖化や光化学オキシダントの原因物質である炭化水素の蒸散についても注意を払っています。タンクローリーへのガソリンや軽油の積み込みおよびタンカーへの積み込み時に発生する蒸散ガスは、ガス吸収装置で回収しています。

環境負荷データ

(トン)

  2018年度 2019年度 2020年度 2021年度 2022年度
大気 負荷量 NOx 2,796 2,350 2,372 2,624 2,779
SOx 1,072 1,015 743 967 857
ばいじん 122 131 136 138 132
水質 COD 88 78 60 65 79
PRTR 排出移動量合計 ベンゼン 1.3 1.1 1.0 1.0 1.1
トルエン 26 24 11 8 25
キシレン 57 49 50 58 57
廃棄物
(ENEOS分)
発生量 110,130 86,894 82,655 88,984 92,057
最終処分量 156 77 6 119 10

廃棄物処理(焼却)施設の維持管理状況

「廃棄物の処理及び清掃に関する法律の一部を改正する法律」が平成23年4月4日に施行され、廃棄物処理施設に係る維持管理情報の公表が義務化されました。
これに伴い、水島製油所の廃棄物焼却施設維持管理情報をホームページに掲載することとしました。

汚泥・廃油の焼却施設の維持管理記録