仙台製油所

環境への取り組み

環境方針

私たちは、「持続可能な社会の形成」を目指し、環境方針を次のとおり定めて取り組みます。

  1. 1.環境法規制・条例・協定の遵守
  2. 2.操業管理システム(SOMS)の推進
  3. 3.環境リスクを特定し、環境保全活動を実行する

ENEOS株式会社 仙台製油所長

ISO14001の認証取得

仙台製油所は、国際的な環境マネジメントシステムであります「ISO14001」を導入し、1999年にISO14001の認証を取得しました。
環境に優しい製油所を目指し、環境マネジメントシステムが効果的に機能していることを確認するため毎年3月に製油所長による見直しを行っています。

<登録活動範囲>
LPG、PGP、ベンゼン、トルエン、キシレン、ガソリン、ナフサ、航空燃料、灯油、軽油、重油、アスファルト及び硫黄の製造

環境対策設備

大気汚染防止

排煙処理設備

加熱炉やボイラーの使用燃料は、製油所の装置から副生する硫黄分をほとんど含まない精製ガスやLPガス、および、低硫黄重油を使用しています。また、発電ボイラーには、電気集塵機を設置して排煙中のばいじんを除去しています。

ガソリン低ベンゼン化装置

ガソリン基材に含まれるベンゼンを分離するための分留塔を設置し、製品自動車ガソリン中に含まれるベンゼン濃度を1vol%以下にしています。

水質汚濁防止

排水処理設備

仙台製油所の排水は、オイルセパレーターで油水分離を行った後、加圧浮上分離装置、凝集沈殿分離装置、加圧ろ過装置等の排水処理設備で処理し、ガードベイスン経由で放流しています。

  • 排水処理設備は、石油精製設備から排出される排水から、硫化水素やアンモニアを除去します。
  • オイルセパレーターは、排水処理設備等からの排水から、油分を浮上分離させます。
  • 排水二次処理設備は、排水中の油分等を、加圧浮上分離装置フィルター等でろ過し、クリーンな排水にします。

環境負荷データ

(トン)

  2018年度 2019年度 2020年度 2021年度 2022年度
大気 負荷量 NOx 953 776 522 538 624
SOx 532 433 290 269 300
ばいじん 39 40 25 32 35
水質 COD 30 34 22 21 29
PRTR 排出移動量合計 ベンゼン 3.7 2.8 2.1 2.8 2.3
トルエン 6.9 5.8 5.9 8.2 8.7
キシレン 3.1 2.3 1.4 3.4 1.9
廃棄物 発生量 42,116 38,249 34,008 33,760 38,610
最終処分量 5 3 39 63 46